上杉謙信が発見した温泉 四季折々の風景を眺めながら謙信ゆかりの霊泉に癒される【黒部市】
今回は、上杉謙信ゆかりの温泉宿「生地温泉たなかや」さんを紹介します。
生地温泉たなかや
明治44年創業「生地温泉たなかや」さんの温泉は、上杉謙信が発見したとされる霊泉です。謙信が足を痛めた際に、この湯で傷を癒したとの言い伝えがあります。
生地温泉
大浴場前の「生地温泉の由来」には、上杉謙信は生地温泉で脚気(かっけ)と持病が全快したと記されていました。
素晴らしい竹林を望みながら入浴することができる大浴場です。これからの季節は、女性風呂では大きな満開の紅梅が見られるそうですよ!夜の幻想的な風景もいいですが、見事な庭園を眺められる昼間の入浴をおすすめします。
庭園
約5,000坪の美しい「生地温泉たなかや」さんの庭園です。隅々まで手入れされた、四季を感じられる素晴らしい庭園でした。
庭園の茶室
庭園には、遊郭から移築されたという築140年のお茶室がありました。立派な造りで一見の価値ありです。
田中冬二ギャラリー「ぽえむ・ふるさと」
「生地温泉たなかや」さんには、他にも、「たなかや」さんとゆかりのある詩人「田中冬二」のギャラリーがあります。
「田中冬二」は、心和む詩を多く残しています。
福島県生まれの田中冬二ですが、一時期「生地温泉たなかや」さんで過ごしていました。生前の田中冬二は、「黒部の生地はいい所です。私は、東京に住んでいますが、本籍は生地から離しません。私は、あくまでも越中人として生きたいのです」と言ったといいます。生地をふるさとと感じていたようです。
「田中冬二ギャラリー」は無料で鑑賞することができます。時間がある時、生地を愛した詩人「田中冬二」の詩に、是非ふれてみてください。
最後に
「生地温泉たなかや」さんは、温泉だけではなく、それぞれの好みに合わせて色々と楽しむことが出来ます。
日帰り入浴を楽しむ、庭園を散策する、田中冬二ギャラリーを楽しむ、宿泊して館内の全てを満喫するなど、時間と嗜好に合わせて堪能してください。
筆者おすすめの楽しみ方は、田中冬二ギャラリーを満喫した後、武将上杉謙信や詩人田中冬二も浸かったであろう温泉に入浴するコースです。歴史や詩人に思いを馳せながら、「生地温泉たなかや」さんで、ゆっくり贅沢に過ごすのはいかがでしょうか。
【関連記事】
・甘~いイチゴ食べ放題「グリーンビジネス橋本」
・旬のいちご大福「昌栄堂」
・ボリューム満点の食堂「よか楼」
・冬季限定のたい焼き屋さん「遊友」
・一本で味が決まる”だしつゆ”「泉田醤油店」
生地温泉たなかや
住所:富山県黒部市生地吉田新230
電話番号:0765-56-8003
日帰り入浴:13:00~20:00
日帰り入浴料金:700円