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銀河系中心のブラックホールの撮影に成功か!?5/12、大発見の発表が予告される

宇宙ヤバイchキャベチ

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どうも!宇宙ヤバイch中の人のキャベチです。

今回は「5月12日に天の川銀河にまつわる大発見が発表されるかも」というテーマで動画をお送りしていきます。

●天の川銀河に関する画期的な成果とは!?

先月4月28日、世界同時発表で天の川銀河についての何か画期的な成果を報告される緊急記者会見が、今週5月12日に行われることが告知されました。

おそらく、私たちの住んでいる天の川銀河にあるブラックホールを、直接撮影した画像が公開されるのではないかと予想されています。

Credit:NRAO/AUI/NSF
Credit:NRAO/AUI/NSF

ヨーロッパ南天天文台(ESO)と米国科学財団(NSF)が、国際協力プロジェクトであるイベント・ホライズン・テレスコープ(EHT)による、記者会見の日時を設定しました。

EHTとは、地球上にある電波望遠鏡を、電波天文学における天文干渉法を用いて結合させることで、銀河の中心に存在する巨大ブラックホールの姿を捉えるためのプロジェクトです。

世界中にある複数の電波望遠鏡を結合させたために、非常に高い感度や解像度を実現しており、現在までにEHTには日本を含めた世界各国の機関や研究者たちが参加してきました。

EHTによってまもなく開かれる記者会見の内容は、天の川銀河に関する画期的な内容だと記載されています。

具体的な成果が発表される会見が開始するのは、日本時間の2022年5月12日の木曜日の22時で、欧米を始めとする日本を含めた世界各地で、同時に開催されるそうです。

●観測史上初の超大質量ブラックホールの撮影に成功

Credit: EHT Collaboration
Credit: EHT Collaboration

3年前にEHTは、人類史上初めて、ブラックホールの撮影に成功し、実写画像を公開しています。

これは数多くの研究者たちが、チーム一丸となり成し遂げた、偉大な科学的業績です。

初めてブラックホールが撮影されたときにも、EHTによって世界同時会見が開かれ、その場にいた世界中の天文学者や記者たちに衝撃を与えました。

ブラックホールとは宇宙空間に存在し、極めて高密度のために強い重力によって、物質だけでなく光でさえ脱出できない天体です。

そして、史上初めて撮影されたブラックホールは、おとめ座の方向およそ5500万光年先にある、M87と呼ばれる楕円銀河の中心部に潜んでいました。

この撮影されたブラックホールは、超大質量ブラックホールと呼ばれる、太陽の数10万倍から数100億倍程度の質量を持つブラックホールです。

M87の中心部には、1947年時点ですでに強い電波源が発見されています。

この電波源が超大質量ブラックホールに由来すると考えられていたため、直接このブラックホールを観測するために、EHTが立ち上げられました。

Credit: EHT Collaboration
Credit: EHT Collaboration

その後2019年に、EHTの研究成果に関する記者会見が日本を含む6カ国で同時に開催され、M87の中心にある超大質量ブラックホールのシャドウの画像が、初めて公開されています。

非常に詳細な観測から、このシャドウは太陽の65億倍も質量がある超大質量ブラックホールによるものであり、光も出られなくなる領域(事象の地平面)の大きさが直径400億キロメートル程度あると推定されました。

さらにこのリングの温度は実に60億度にもなるとか…

何から何まで規格外の超大質量ブラックホールの存在が、世界で初めて直接解明されたことで、天文学の歴史に残る大きな偉業となりました。

●いて座A*の直接撮影に成功か!?

そしてこの度、3年前に史上初めてブラックホールを公開したEHTが、再び緊急記者会見を予定しています。

EHTは天の川銀河に関する画期的な成果と述べていることから、天の川銀河に存在する超大質量ブラックホールの撮影に成功したのかもしれません。

地球は天の川銀河という銀河に属しています。

天の川銀河は円盤のような平面的な構造をしているため、その内部にある地球から銀河中心部を見ると、星が密集した線のように見えます。

これが俗にいう「天の川」です。

Credit:NASA
Credit:NASA

1974年には、天の川銀河中心部領域から強力な電波が放射されていることが観測により明らかになりました。この電波源は、いて座A*と呼ばれています。

その後1980年代には大質量のブラックホールがあるという仮説のもと、いて座A*が広く研究されていました。

さらに2009年には、いて座A*の周囲を公転する恒星の一つである「S2」の公転軌道と周期から、いて座A*の質量が太陽の約430万倍であると発表されています。

最新の観測でも同様の推定値が得られています。

これまでの観測から、いて座A*の電波源天体の大きさは最高でも直径4400万キロメートルの球面内に収まっていると考えられています。

これは太陽系で言うと、最も内側の水星の公転軌道よりずっと小さな領域です。

このような小さな範囲に太陽の430万倍の質量が詰まっていることから、いて座A*にある電波源天体の正体は、超大質量ブラックホールであることに疑いの余地はないと考えられています。

これまでEHTは、天の川銀河の中心にあるはずの超大質量ブラックホールも、観測対象の候補としてきました。

ですがこのいて座A*では、放出される電波の強度や、ブラックホールの周囲の形状が短期的に変動していると見られており、M87の超大質量ブラックホールよりも直接観測は難しいと考えられてきました。

ただし、今回の告知の内容や、これまでのEHTの功績を踏まえると、いて座A*にある超大質量ブラックホールを直接撮影した画像が得られたのかもしれません。

今回予定されている会見で発表される内容については、EHTの天の川銀河に関する成果ということしか、まだわかりません。

はたして国際プロジェクトであるEHTが、世界同時会見で発表する画期的な成果とは、一体どのような内容なのでしょうか。

まもなく記者会見が始まります。

https://www.eso.org/public/announcements/ann22006/
https://presstories.com/2022/05/01/extraordinary-announcement-of-the-central-black-hole-of-our-galaxy-expected-on-may-12/

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