【土日は春の陽気】次に「真冬並み」の寒さになるのはいつ?気象予報士解説
17日・18日の土日は全国的に3月~4月並みの陽気が見込まれ、特に18日の日曜日は20度前後まで上がるところが出てきそうです。
一方、来週後半は再び寒気が南下し、気温の急降下が予想されています。
17日は3月並み、18日はフェーン現象で4月並みに
17日(土)はほぼ全国的に晴れて、最高気温は13度前後まで上がるところが多く、多くのところで3月並みの陽気になる見込み。
そして18日(日)も広く晴れてさらに気温が上がり、東京17度、金沢19度、福岡21度と、4月並みの予想になっています。
特に金沢や福岡など日本海側の地域は南風が山を吹き降りる際のフェーン現象によって気温が上がる見通し。
花粉の飛散量が多くなりそうですから、おでかけにはしっかり花粉対策が必要です。
来週後半は気温急降下!「真冬並み」に
週明けは土日よりも気温が上がり、東京では20日(火)に20度とピークを迎える予想。
しかしその後は寒気の南下とともに気温が急降下して、23日(金・祝)には最高気温が9度と、真冬並みになりそうです。
23日から三連休という人が多いと思いますが、この寒さは全国的に連休中も続く見通しです。
「真冬並み」って??
気温が1年でもっとも寒い時期の平年を下回る時、ニュースや天気予報では「真冬並み」という表現を使います(「平年」は、直近の30年間の平均のこと)。
たとえば東京では、1年でもっとも気温の平年値が低くなるのは1月中旬から下旬にかけてで、その値は9.5度。
つまり、9.5度を下回ると、「〇月並み」という表現に該当する月がなくなってしまうので、「真冬並み」という言葉を使うのです。
同じように、1年でもっとも暑い時期の平年を上回る時は「真夏並み」を使います。