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花粉はつらいけど上を向いて歩こう…週末にかけて「花粉光環」が見えるチャンス:気象予報士解説

植松愛実気象予報士・防災士・野菜ソムリエ
花粉光環(後述)。東京都内で筆者撮影。

各地でスギ花粉の飛散ピークに入り、今週は特に雨上がり・強風・高温・乾燥と条件が揃いすぎて大量飛散しているところが多くなっています。

空気中に花粉がたくさん浮遊している時、太陽の周りに色とりどりの輪っかが見えることがあります。

今週は16日・17日の土日にかけて九州~関東で大量飛散が続くため、花粉症はつらいですが、意外と簡単に観測も撮影もできる「花粉光環」が見えるチャンスです。

「花粉光環」とは

街頭で太陽を隠して撮影。
街頭で太陽を隠して撮影。

花粉が多く飛ぶ日に、太陽が建物などでぎりぎり隠れる角度から見上げてみてください(太陽を直接見ると目を傷めるため、必ず太陽そのものは遮蔽物で隠して見ましょう)。

太陽の周りに、ピンクや青や白のカラフルな輪っかが出来ているのが見えることがあります。

「花粉光環(かふんこうかん)」と呼ばれる現象で、空気中の花粉の粒に太陽の光が曲げられることによって、まるで虹のような色に見えるのです。

色んな遮蔽物を試して撮影してみよう

建物の上端で太陽を隠すと日の出のような花粉光環が撮れる
建物の上端で太陽を隠すと日の出のような花粉光環が撮れる

花粉光環は慣れてくると肉眼でも見やすいですが、はじめのうちはスマホなどで撮影してみて初めて「あ、花粉光環が出てたんだ」と気づくこともあります。

その際、太陽の中心を色んなもので隠してみると、何を遮蔽物に選ぶかでまったく違った雰囲気の写真を撮ることができます。

花粉がつらいと下を向きがちですが、どっちを向いてもつらさは変わらないので、せっかくなら今しか撮れない風景を撮影してみましょう。

街中のオブジェ越しの花粉光環。
街中のオブジェ越しの花粉光環。

来週は気温が下がっても花粉は減らない

今週末にかけて全国的に平年を上回る陽気が続いたあと、来週は気温が下がっていき、特に20日(水・祝)頃にはかなりの低温になるところが多くなりそうです。

ただ、気温が下がっても、花粉ピーク期間の真っただ中である九州~関東では花粉の飛散量は大して減らない見通し。

一時的に冷え込んでも花粉対策はしっかり続けましょう。

気象予報士・防災士・野菜ソムリエ

気象予報士・防災士として講演・執筆を行う傍ら、野菜ソムリエ・食育インストラクター・薬膳マイスターとして出張料理人(一般家庭での作り置き代行)としても活動。NHK・民放各局で気象キャスターを歴任し、報道の現場や防災、気候変動・地球温暖化に関する最新情報にも詳しい。著書に『天気予報活用ハンドブック~四季から読み解く気象災害』(竹下愛実名義・共著)がある。

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