南岸低気圧の大雨・暴風に警戒も桜は開花ラッシュ!東京は10年でもっとも遅い開花に︰気象予報士解説
今日26日は南岸低気圧が発達しながら通過するため広い範囲で雨となり、風も強まって横なぐりの雨になるところが多くなりそうです。
一方で先週23日(土)に高知からスタートした桜前線は今週、列島を一気に北上する予想。
この10年でもっとも遅い開花となりそうな東京のソメイヨシノも、明日27日以降の気温上昇でようやくほころびそうです。
南岸低気圧の北上で関東も雨強まる
今日26日は、低気圧が本州の南岸を発達しながら東へ進む影響で、西日本~東北南部の広い範囲で雨となっています。
すでに西日本では朝の段階で強い雨が降っていたところがありましたが、このあと昼過ぎには関東でも雨脚が強まりそうです。
低気圧が発達するため、沿岸では風も強まる見通し。
多くのところで降るものは雨ですが、東日本の内陸山沿いや、東北は平地でも、夕方以降は雪になってきそうです。
桜前線北上中…東京はここ10年で最遅
昨日25日(月)は西日本で平年並みか上回る陽気だったところが多く、宮崎と広島で桜の開花が発表されました。
いずれも去年より6日遅い観測です。
すでに23日(土)に高知でも開花していて、桜前線は北上中。
今日26日(火)午前に熊本で開花が発表されたほか、明日27日(水)には移動性高気圧に覆われ全国的に晴れて気温が上がることで、各地で桜の開花ラッシュとなりそうです。
東京では過去には全国でもっとも早く開花した年もありましたが、今年はちょうど開花のタイミングで冷え込む日が続いてしまい、去年よりも、そして平年よりも開花が遅れている状況。
直近の10年ではもっとも遅い開花となる見通しで、今年は久しぶりに「入学式で桜が咲いている」光景を見られるかもしれません。