【蕨市】「西洋料理店 ONE CHIEF」が閉店……。もう一度食べたかったな。
2023年9月29日、蕨の老舗がまたひとつ、その歴史に幕を下ろしました。
「西洋料理店 ONE CHIEF(以下、ONE CHIEF)」は、蕨の洋食店としてもっとも有名なお店のひとつです。
オープンから57年。
その閉店のニュースは、多くの方に衝撃を与えました。
趣のあるレトロな外観。
昭和にタイムスリップしたかのような店内の雰囲気。
そして、多くのファンの舌を虜にしてきた洋食の数々。
常に賑わっていた「ONE CHIEF」は、実際に訪れたことがなくても気になっていた方はいるのではないでしょうか。
また、これまで何度もお店を訪れたことがある方でも、最後にもう一度食べたかった方もいるでしょう。
地元の蕨市に戻ってくる度に「ONE CHIEF」を訪れていたというAさんは、最後にもう一度「ONE CHIEF」の「煮込みハンバーグ」が食べたかったと話します。
「ここ数年、蕨に帰っていない間に閉店してしまったと知って驚きました。「ONE CHIEF」で、初めて「煮込みハンバーグ」を食べたときは衝撃的でした。それまでは、焼いたハンバーグしか食べたことがなかったので。最後にもう一度食べに行けなくて残念です。」
「ONE CHIEF」の閉店を惜しむ声は、訪れる先々で耳にします。
コストパフォーマンス抜群のサービスステーキは、これまでに何人の方を笑顔にしてきたのだろう。
食べ歩きが趣味の方をして「別格!」といわしめたデミグラスソースは、どれだけの手間をかけて作られていたのでしょうか。
ケチャップライスの上にホワイトソースがかけられた「ワンチーフライス」の味も忘れられません。
王道の洋食メニューでも、ここでしか味わえない味が「ONE CHIEF」にはありました。
「ONE CHIEF」は、2023年9月29日の営業をもって、57年という長い歴史に終止符を打ちました。
その閉店を惜しむ方は数知れず、お店にはその功績を労うファンの方々からお花が届いていました。
長い間、蕨を盛り上げてくれたお店の閉店は、何ともいえない淋しい気持ちになりますね。
お馴染みのお店や長年あるお店は、営業していることが当たり前に感じてしまいますが、「ONE CHIEF」のように、もう一度味わうことが叶わず閉店してしまうお店があるのも事実です。
大好きなお店には、行けるときに行っておこう。
「ONE CHIEF」の閉店を知って、改めてそう感じました。
【お店情報】
西洋料理店 ONE CHIEF
住所:埼玉県蕨市中央1-9-9
閉店日:2023年9月29日(金)