「世界で一番美味しい食べ物」

食の好みはひとそれぞれといいながら、なんとも興味を惹かれるフレーズです。

かつて、アメリカの情報サイト「CNNGo」の企画「World’s 50 most delicious foods（世界で最も美味しい食べ物50」の中で、第1位に選出されたことから世界中で注目されたタイのご当地カレーがありました。

そのカレーの名は「マッサマンカレー」。

近くで食べられるお店があるのかと調べてみたら、戸田公園にあったのです。

異国情緒あふれるタイ料理店「ポータライ」

そのお店「ポータライ」は、意外と近くにありました。

戸田公園駅東口から線路沿いを戸田駅方面へ歩くこと約2分。周辺の雰囲気とは明らかに違う異国情緒たっぷりのお店です。

スタッフはもちろんタイの方たち。一歩足を踏み入れれば、気分はすっかりタイへの旅行気分です！

席に着くと、卓上で目に入ってきたのは「クルワンプルーン」。辛み、酸み、塩み、甘みが自分好みに調整できる調味料です。

タイ料理の魅力であり特徴は、辛み、酸み、塩み、甘み、そしてハーブやスパイスの香りを一度に味わえるところ。一つひとつの味がそれぞれの役割を担いつつ、組み合わさることで更なる美味しさを引き立てています。

もう10年以上前になりますが、筆者がタイ・バンコクの飲食店を訪れたとき、ほぼすべての人がこの「クルワンプルーン」に入った調味料を使って、自分好みの味にアレンジしていたのを思い出しました。

世界で一番美味しい食べ物にも選ばれた「マッサマンカレー」

「パッタイ」に「ガパオ」、「カオマンガイ」に「トムヤムヌードルスープ」。魅力的なメニューは数々あれど、今回の目的はやっぱり「マッサマンカレー」です。

ランチで「マッサマンカレー」が味わえるのは「ミックスセット M」。「マッサマンカレー」に「豚肉入りヌードル」、「サラダ」、「スープ」、「デザート」が付いたセットです。

タイのカレーと聞くと、「グリーンカレー」に代表されるように、辛味の強いイメージがありませんか？

その点、「マッサマンカレー」は上品な甘みが特徴。

一般的なタイのカレーは、フレッシュハーブをふんだんに使い、サッと火を通して作ります。対する「マッサマンカレー」は、カルダモンやシナモン、クローブといったスパイスを使ってじっくりと煮込みます。ココナッツミルクの割合も多く、辛い料理が苦手な方でも食べやすいのが特徴です。

そもそも「マッサマンカレー」は、タイ国内でもメジャーな存在ではなかったそうです。

タイ南部のイスラム教を信仰している人々が食べていたご当地カレーのような存在で、「マッサマン」とは「イスラム教の」という意味。宗教上の理由で豚肉を食べられないイスラム教徒たちが、豚肉の代わりに鶏肉を用いてカレーを作ったのがはじまりです。

大きくカットされた具材とまろやかな味わいは、日本人好みの味に仕上がっています。

戸田にいながら気分はタイ旅行！

「ポータライ」では、好みによって料理の辛さも調整できます。

辛い料理が苦手な方は「1カラ（マイペッ）」がオススメ。

本場タイの辛さを体験した方は「4カラ（ペッマーク）」に挑戦してみるのもいいでしょう。

戸田にいながらタイへ旅行した気分に浸り、本場タイの味わいをご堪能ください。

【お店情報】

ポータライ

住所：埼玉県戸田市本町4-14-14 ボスケット戸田公園1F

営業時間：ランチ　11時～15時

　　　　　ディナー　17時～21時

定休日：月曜日