空間クリエイター兼ライターの海のとなりです。京急久里浜駅より徒歩５分のところに「久里浜の天神さん」と地元住民に親しまれてきた久里浜天神社があります。なんと約300年以上前、江戸時代に創建された歴史ある神社です。三浦半島全域に鎮座する八十余の神社のうち、菅原道真公を主祭神として祀る唯一の神社です。

久里浜天神社は横柱の両端が上向きに反っている明神鳥居です。高くそびえて立っていて壮大です。

鳥居の横には天神社の由来が書かれた説明書きがあります。

本殿

立派な本殿です。七五三、各種御祈祷、お祓いの際はこの社殿内で行われます。

安産子宝いぬ　

2匹のいぬを囲むように干支が彫られた突起があります。自分の干支を撫でながら祈ると「子授け」「安産」「子育」のパワーを授けていただけるそうです。

御神木

樹齢300年以上といわれる御神木の欅です。太い幹に高く空に伸びている枝葉が立派です。

青い空、大きな欅から伸びる鮮やかな緑の葉、絵馬掛けの朱色、地面に映った絵馬の影。お参りに来ると、これらが作り出す神聖な雰囲気に心洗われます。

手水舎

コロナ感染予防のため、手柄杓は撤去され人感センサー式になり手洗い石鹸が置かれていました。

願掛け撫で牛

神社に入って右横には大きな角がある牛とその上に乗った菅原道真公の像があります。「撫で牛」は他の神社で見たことがありますが、道真公が乗っているのは初めてです。道真公も牛も今にも動き出しそうな迫力です。

この牛は「撫で牛」と言い、牛と参拝者の治したい部分を交互に撫でながら「病気平癒」の願いをかけると良いと言われています。また菅原道真公は学業の神様のため、「学業や技芸の上達」「健やかな成長」「受験合格」を念じると良いとのことです。

コロナ対策も万全

コロナが感染拡大し、こんな状況になるとは一昨年は予想だにしませんでした。手水舎には手洗い石鹸が置かれ、撫で牛の脇にはアルコール消毒液が置かれています。安心・安全にお参りできるよう配慮です 。次回お参りする時にはコロナが収束して、気兼ねなく外出できるような平穏な世の中が来るようにお願いしました。