【大田区】樹木を愛でる冬の散歩道〜マツ・クスノキ・イチョウ〜
あんなに暑かった今年の夏から一気に冬の気候になりました。
今の季節はお花があまり咲いておらず、そして枯れ葉や落ち葉ばかりです。
だからこそ!空気が澄み切ったこの季節に公園や街路の樹木を愛でながら歩いてみました。
海沿いの樹木といえばマツ!大田区臨海部のマツを愛でる
風・砂・塩に強いマツは海沿いで生育することが多いため、大田区臨海部の公園ではマツをよく見かけます。
大森ふるさとの浜辺公園
冬のふるはま散策もとても楽しいです。浜辺で行われている海苔生育ですが、冬の季節は昔ながらの海苔網と竹ヒビを見ることができます。
浜辺の向かい側にはたくさんのマツが植えられています。
中でもあまり目立ってはいませんが、親子のような松の木を発見。遠くから見ると螺旋階段のような美しいフォルムです。
※大森ふるさとの浜辺公園は毎年12月29日〜31日までは閉園していますのでご注意ください。ですが、元旦からは通常通り5:30から開園しているので初日の出を見ることができます。
HANEDA INNOVATION CITY(羽田イノベーションシティ)
A〜C区画が完成し、11月16日にグランドオープンしたHANEDA INNOVATION CITY。
先端と文化の境界線を越えた交流を誘発し、新たな価値の創造を実現する日本初のスマートエアポートシティです。
こちらは新しく完成した区画の前にあるおしゃれなマツ。夜にイノベーションコリドーを歩いていると、灯りに照らされたマツの「作品」を見ることができます。
昼間のイノベーションシティの見晴らしも最高なのですが、夕暮れ時から夜にかけては昼間とは全く異なり、とても幻想的な雰囲気になります。
※羽田イノベーションシティ内のレストランとショップの年末年始営業スケジュールは店舗によって異なります。詳しくは公式HPでご確認ください
「おおたの名木選」の中の1つ・羽田クロノゲート入口のクスノキを愛でる
大田区のシンボルツリーは「クスノキ」です。クスノキは”公害に強い・成長が早い・葉が太陽光で映える”などの利点が多くある樹木です。
大田区のいろいろな場所にクスノキがありますが、中でも「おおたの名木選」の総合部門に選ばれた指定名木の1つが羽田クロノゲート入口にあります。
このクスノキの前を通るたびに、最初の頃よりグングン成長して大きくなっていると感じます。素人目で見ても、とても立派なクスノキです。
※羽田クロノゲート見学コースは12月27日〜2024年1月4日までは休館となります。お電話予約も受け付けていないのでご注意ください。
実は絶滅危機種の生きた化石!旧呑川緑道のイチョウを愛でる
紅葉狩りシーズンは終わりましたが、12月に入っても愛でることができる紅葉樹がイチョウです。個人的には旧呑川緑道のイチョウがとても気に入っています。
ここは雄雌異株が植えられているので、銀杏が取れます。
イチョウはどこでも見かけますが、実は「野生絶滅種」に指定されていて、持ち込んだのは大陸から海を渡った僧侶なのではという説が濃厚なのだそうです。
イチョウを見つけたら、生きた化石を愛でたいと思います。
大田区はいろんな樹木がたくさんあります!忙しい師走のほんの少しの時間でも目線を上にしてみませんか?
今回ご紹介した樹木は、大田区内のほんの一部で、他にも歴史ある大木や珍しい樹木があり、人やモノだけではなく、植物も個性豊かな区です。
師走は様々なイベントや仕事の追い込みがありますが、空気と空がきれいな冬の時期なので、ほんの少し目線を上にしていろんな樹木を愛でて一息つくのもいいかもしれません。
各公園・施設の詳細
・大森ふるさとの浜辺公園 / 東京都大田区ふるさとの浜辺公園1-1
・HANEDA INNOVATION CITY(羽田イノベーションシティ) / 東京都大田区羽田空港1
・羽田クロノゲート / 東京都大田区羽田旭町11-1
・旧呑川緑道 / 東京都大田区北糀谷1-6