■1万人を超えるかでヒヤヒヤ

ようやく、自転車移動できる日がきた。雨が続いて、駒場も埼スタも、試合ごとにバスで移動してたから。ただ日が暮れてからの出発は少し危ないし心もとないので、埼スタに明るいうちに着くように18時前には家を出発。

夕方とはいえ、天気のいい春の１日、自転車で走るのは気持ちいいものだ。最近は面倒になって、レッズの試合でもなければ、そんなに長い自転車移動なんてしなくなった。

18時15分くらいには埼スタに到着。さすがに平日夜の試合となるとファミリー層は皆無。

南側自由席も「ソロ活」、ないしはグループの、どちらかといえば中高年男性層が目立つ。

ルヴァンで、しかもシーチケ対象外の試合となると１万人割れもあるかとスタンドを見回す。まだ北側ゴール裏の人達もまばら。

そこそこ暖かいので、一度座った席にそのまま座りっぱなし、コンコースをフラフラ歩くこともせずにスタメン発表を待つ。

発表したころには、北側もある程度は埋まり、まあまあ１万人超えは大丈夫だな、と一安心。なんで私が一安心するのかよくわかんないけど。

サポ席も　　そこそこ埋まって　　一安心

スタメン発表では岡本や山田直輝といった元レッズ選手が呼ばれた際の軽いブーイングはあったものの、それは予想の範囲内。それより、早川が先発で起用されていて驚いた。ＭＤＰを見たら、ユース在籍の高校三年生で、ルヴァンのフロンターレ戦でも途中出場していた。こういう選手をいきなり先発起用できるのが、ルヴァンカップの良さっちゃ良さだろう。彩艶や安居も先発でどれだけやれるのかも見てみたい。

あとで発表された集客は１万１千人とちょっと。ほぼ想像していた通りかな。

■溌剌プレーの連続にハッスル

しかし試合開始して、まだ落ち着かない時間帯に、ボコッと山田直輝に決められて、寝ぼけ眼の目が覚めた感じ。全然得点取られる匂いがなかっただけに、あれは急だった。それにしても、オーロラビジョンに映った直輝、すっかりオッサン顔になっていた。もう32なのだから当然ではあるのだが、童顔の、いわゆる「少年顔」だった時代を見てきた者としては、心持ちショック。一度、10年くらい前、なぜか私が報道の席で観戦した際、すぐそばでケガ療養中の直輝が見ていたことがあって、あの時のイメージが頭にこびりついているため、余計に時の流れを感じる。

美少年　　だった直輝も　　オジサンに

湘南の元「美少年」が先に点を決めれば、レッズの現「高校生」早川が1点返す。ちょうどモ―ベルグのシュートがＧＫからハネ返って来たボールを叩いた、典型的「ごっつぁんゴール」ながら、公式戦の初先発でいきなりゴール決められるのは、やはり「運」なのだろう。終盤出て来たリンセンなどは、たぶん相当に技術はあるのに、なかなかゴールに達しないのだから。

正直、こういう選手をじっくり見られるのがルヴァンの魅力である。

先発で　　いきなりごっつぁん　　17歳

後半になると、南側はすぐ目の前がレッズのゴールになるので、攻撃よりも守備、特に彩艶の動きに目が行く。

よく守ってた。特に75分前後は２度３度と枠内に入って来たシュートをセーブしたりして、確実に２点分くらいは彼のおかげで失点を免れていた。さすが、体がでかくてバネがあるんで守備範囲が広いよね。そういう意味で、なかなかリーグ戦に出られないメンバーの溌剌とした活躍は、見ていて楽しい。

枠内の　　シュートに彩艶　　横っ飛び

ことに後半は、攻守の入れ替わりも激しく、見ていてスリリングな試合。サブメンバーの実力を試すものとしては収穫あったと思う。ただまあ、ルヴァンはこれで４引き分けか。グループステージで消える可能性は高くなったな。とりあえず、もうすぐシーズンいきなりの山場になるＡＣＬ決勝と好調なリーグ戦はしっかり勝ち切ってもらいたいものだ。

あと、なるべく雨の日にあたらなければいいな。