赤穂市塩屋にある「かみや製菓本舗」。創業50年を超える和洋菓子店で、最近は女性パティシエの感性がキラリと光る”映える”ケーキが好評です。なかでも夏限定のアイスクレープは抜群の可愛さ。3つのアイテムどれもおいしそうですよね。どんなクレープなのか、レポートすると同時に、かみやさんの近況をご紹介します。

和洋菓子両方に根強いファンがいる店

お店は、国道250号沿いの塩屋惣門交差点近くにあります。

創業は約50年前。加里屋川の近くで和菓子専門店としてオープンしました。

洋菓子部門は、姫路の洋菓子店で修業をした、現在の店主の上谷昌吾さんが帰郷するタイミングで23年前に立ち上げました。だから、かみやは、店主や女性パティシエが作る洋菓子と塩味まんじゅうや羊羹などの和菓子がラインナップしているんですよ。どちらにも根強いファンがいるのがお店の強みですよね。

夏の名物はアイククレープ

そんなかみやの夏の名物がこちら「アイスクレープ」です。
じゃ～～ん！かわいいでしょう。
いちごとショコラ、モンブランの3色あり、ゴールデンウィークから9月の終わりまで提供しています。
元々は、赤穂市が企画した「食べ歩き企画」のために開発した商品だそうで、今年で3年目の提供になるそう。これだったら食べ歩きもOKですよね。
特徴は、クレープ生地に薄いスポンジを重ねて食べやすくしていること、そして、なかのクリームに細かく刻んだクッキーが入っていること、マカロンをトッピングしていること。3種ともベースは同じで、トッピングで違いを出しているそうです。

私は「ショコラ」を頼んでみました。
トッピングは、チョコレートクリームの上に、ショコラのマカロンと生チョコがトッピング。
クレープだけだと、ペラペラで食べにくい感じですが、薄いスポンジを一緒に巻き込んでいるので食べやすい。なかのクリームはアイスクリーム風。サクサクのクッキーが入っていて、食感の良さもポイントですね。甘さも控えめなので、ちょっと嬉しいかも。

あまりに人気なので、ガーデンテラス席を設けて、店舗前で食べられるようにしています。
バイカーの方も多く、バイクとアイスクレープと一緒に撮りたい～と訪れる方もいるそう。

夏限定商品は他にも

かみやには、他にも夏のみの人気商品があるので、こちらも紹介しましょう。
「アイスキリーム」というブッセケーキです。
この“キリーム”がポイントで、キリのクリームチーズを使ったサンドなんです。
冷凍で販売していますが、食べるのは冷蔵でも冷凍でもOK。解凍してもクリームチーズなので、溶けてしまわないので、程よい温度で食べることができます。
生地はふわっふわで、チーズのクリームとの相性も抜群です。

生ケーキもかわいい

かみやでは、生ケーキは25～30種類、焼き菓子は50種類あり、女性パティシエが作るキュートな生ケーキが人気です。
ほら、目写りしてしまうほどかわいいでしょ。

デコレーションケーキもしかり。
ベースの生地は、スポンジ、タルト、チョコスポンジなどからセレクトでき、フルーツいっぱいバージョン、マカロンたっぷりバージョン、プチシューをのせるバージョン、フルーツもマカロンもシューものせる贅沢バージョン、チョコレートやイチゴクリームが垂れているバージョンなどできます。できる限り個別対応をしてくれるそうなので、こちらもうれしいですね。
メッセージプレートにはハートのクッキーを使っていますよ。
サイズは4号（12センチ）から3センチ刻みで、30センチまであるそうです。
2日前までの要予約で、2,200円～。

赤穂名物ももちろん健在

もちろん、赤穂名物も健在です。

赤穂観光マスコットキャラクター「陣たくん」をモチーフにしたミルク感たっぷりのマドレーヌ「陣たくんでござる！」は、子どもたちにも大人気。

「赤穂の天塩ロール」は、赤穂の自然水と飼料から生まれた「まほうのたまご」と赤穂の天塩を使用したロールケーキ。生地だけでなくバタークリームも塩入りで、ほのかな塩加減がおいしさを引き立て、赤穂の土産にも最適です。

キュートなハンドメイド雑貨もズラリ

お店の一角には、これまたキュートなハンドメイド雑貨が並んでいます。
赤穂市内を中心に4～5人のハンドメイド作家さんの作品がいろいろ。
特に注目は、下の段に並ぶリバティ柄の小物類、なかにはキティちゃん入りのリバティ柄もあって、とってもレアなのでとても人気だとか。こちら「姫路亀山のお母さん」という80代の女性が作っているそうで、こちらに出すのを励みにいろいろ手がけているそう。
そんな話にもほっこりするかみやさんでした。
ケーキを買いに行ったら、かわいい雑貨も見てきてくださいね。