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【葛飾区】下町に佇むパワースポット!葛飾氷川神社で茅の輪くぐりを体験!八王子神社の分祠も鎮座

卯月ブロガー(東京都葛飾区)

区内の住宅街を歩いていると、こんなところに?という場所でよく神社仏閣を見かけます。

堀切の葛飾氷川神社もそのひとつ。京成「堀切菖蒲園駅」から徒歩10分。下町情緒溢れる界隈が続きます。その住宅街の中にあるとは思えないくらい、大きな鳥居が際立っていました。

この日は、茅の輪が設置してありました。茅の輪といえば、茅の輪くぐり。日本神話に登場する須佐之男命(以下、スサノオノミコトと記載)に由来しているといわれています。

茅の輪くぐりは、夏越の祓の儀式として一般的に知られていますが、一部は年越の大祓の時期に設置している神社もあります。

葛飾氷川神社の祭神様は、スサノオノミコトです。余談ですがわたしの出身地は島根県。出雲神話でヤマタノオロチを退治したことから、勇敢で正義感溢れる人気の神さまとして、幼い頃から耳にしていました。葛飾氷川神社と縁があろうとは。歴史に詳しくなりたいと思った出来事でした。

鳥居をくぐってからすぐの場所に手水舎があります。柄杓はなく、龍の口付近に手をかざしたらお水が出てきました。

創建は不詳ですが、正治元年(1199年)に武蔵国一の宮(現在の埼玉県さいたま市大宮区)の氷川神社を勧請。下千葉村(現在地)の鎮守として奉斎されました。この地に根付き、八百余年。立派な本殿です。朱色がまぶしく青空にも映え、その風格さえも感じさせます。参拝は、「二拝ニ拍一拝」です。

本殿左側へ進んでいくと、八王子神社分祠をお詣りできます。こちらも本殿に負けず劣らずの存在感をはなっていました。由緒書によると、祭神様は、御年神(ミトシノカミ)、東照宮(トウショウグウ)、建御名方神(タテミナカタノカミ)。治承ニ年(1178年)、源頼朝によって関西方面より移されました。

八王子神社鳥居左側に、葛飾区指定天然記念物「氷川神社のクロガネモチ」が設置してあります。

由緒書によると、もともとは高さ11.7メートル、盛土上の根回り2.45メートル、地上2.4メートルで2幹に分かれていたそうですが、平成7年(1995年)、老樹のため現在のような状態になりました。今でも注連縄が張られ、元御神木として、大切に管理、保存されています。

クロガネモチは、常緑広葉樹です。深緑色の葉っぱで赤い小さな果実が成るモチノキの仲間とのこと。むかしむかしから力強く残るその樹からは、どことなく神聖なパワーをも伝わってくるようです。

社務所は、鳥居をくぐって左方向へ進むとあります。神職さん不在時は、呼び鈴を鳴らすと出てきてくださいます。お守りや御朱印はこちらでお買い求めを。古札納め処は、その手前にありました。

葛飾氷川神社。住宅密集地にあるとは思えないくらい清々しい雰囲気漂う境内でした!伝統の茅の輪くぐりで邪気祓いもできて、ひとまず安心な気持ちで年の瀬を過ごせそうです。ぜひ、年末年始のお詣りに足を運んでみませんか?

葛飾氷川神社
住所:東京都葛飾区堀切5丁目38−10
電話:03-3602-4522
アクセス:京成「堀切菖蒲園駅」徒歩10分
※写真は撮影当時のものです。

ブロガー(東京都葛飾区)

島根県から引っ越してきて5年目、葛飾区での暮らしも慣れてきました。人情溢れるあたたかい街で、地方出身の私でも暮らしやすい街です。まだまだグルメやお散歩コースを開拓中♪上京者目線で葛飾区をご紹介します!

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