Yahoo!ニュース

Googleカレンダーのリマインダー機能を使って「毎日エクササイズ」「薬の飲み忘れ防止」を実現する

わだIT活用アドバイザー

片っ端からすぐ忘れる、身体が痛いのは日常茶飯事。老眼でスマホ文字はは超BIG。そんなシニアの日々をITでもっと便利で快適なものにしたい!シニア世代突入間近な筆者が、高齢の親と自分自身のため、シニア世代の生活改善に役立つガジェットやネットサービスを探し回って紹介します!

「あれ、昨夜って薬飲んだかしら?」

私は花粉症なので、夜寝る前に抗アレルギー薬を1錠飲む必要があります。そうでないと「モーニングアタック」とも呼ばれる、起床時のひどいアレルギー症状で最悪の目覚めとなってしまうので。なのに・・・忘れちゃうんです(涙

「午後の決まった時間にストレッチしよう」と思っても、その時間にやれた試しがありません。気付けばいつも夜。

Googleカレンダーの「リマインダー機能」を使って、毎日決まった時間に行うことのリマインドをしてもらいましょう。

Googleカレンダー内の「リマインダー機能」って何?

Googleカレンダーに仕事やプライベートの予定を登録して使っている人は多いでしょう。毎週の定例会議など、繰り返し予定も入れることができます。

先程の「薬を飲む」「午後ストレッチ」なども、同様にGoogleカレンダーの繰り返し予定として入れることもできますが、それだとカレンダーが毎日予定で埋まってしまい、「予定」だけ確認したい時に不便です。

●予定 ・・・ 会議や人と会う約束などの予定
●タスク ・・・ 病院の診療予約、経費精算などやるべきタスク
●リマインダー ・・・ ゴミ出し、服薬など定例で繰り返される日常のこと

私はざっくりこんな感じで使い分けています(現在タスクは専用のタスク管理アプリを利用)。

リマインダーを登録する

使い方は簡単です。

パソコンの場合、通常の予定登録と同じように左上の「作成」をクリックします。

ポップアップしたウィンドウの「タイトルを追加」欄の下に、「予定」「タスク」「リマインダー」「予約スケジュール」の4つが並んでいますので、そこで「リマインダー」を選びます。

時間を入力して、「毎日」など繰り返し周期を選んで保存。

左端「マイカレンダー」の「リマインダー」にチェックを入れれば、「15:00 エクササイズ」というリマインダーが表示されます。

通常の予定だけ表示させたい場合には「リマインダー」のチェックを外します(外したままだとリマインダーが機能しないので確認したら戻しましょう)。

スマホやGoogle Nest Hubなどでリマインドしてくれる

時間になれば、Googleカレンダーを導入しているスマホで、リマインド通知されます。Google Nest Hubなどのスマートディスプレイを使っている人なら、そこに通知してもらうことも。

そして、お薬を飲んだりエクササイズを終えたりしたら、「完了」をタップ。

これで「あれ、今日ってもう薬飲んだっけ?」となることも防げます。

高齢の親の「お薬飲んだ?」リマインダーにも使える

年をとれば、高血圧やいろいろな持病で、毎食後に飲まなくてはいけない薬の種類も増えますし、脳梗塞の予防薬や腎臓の薬など、大事な薬もあります。

一緒に暮らしていれば、「お母さん、夕食後の薬飲んだ?」と一声かけることもできますが、離れて暮らしている場合にはそれもできません。

そんな時には、Google Nest Hubなどのスマートディスプレイを導入し、Googleにリマインドしてもらうのが有効です。具体的な使い方はまた別途ご紹介しますが、Google Homeアプリからの設定で、時間になると「朝食後の薬は飲みましたか?」と、音声でリマインドしてもらうこともできます。

「つい忘れてしまう」

ことを何とかしようと思うより、「忘れてしまうのは自然なこと」と割り切って、「リマインドをどうすればいいか」工夫してみてはいかがでしょうか。

運動や読書、部屋の片づけ、スキルアップしたいことなど、毎日同じ時間にやりたいことを登録しておけば、無理なく継続できるかもしれません。

IT活用アドバイザー

ひとりで暮らす実親の遠隔見守り・サポートのため築40年の実家をDIYスマートホーム化。その経験とノウハウをサイトや電子書籍など通じて発信している。実現したいのはITを活用して高齢者の生活をもっと快適でストレスのないものにすること、そして支える家族の負担を減らすこと。親世代はもちろんのこと自分達の老後がよりよいものとなるよう、高齢者向けテクノロジー「シニアテック」の動向にも注目。

わだの最近の記事