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目覚めをもっと爽やかに!毎朝、設定した時間にカーテンを自動で開いてくれる画期的グッズ

わだIT活用アドバイザー

片っ端からすぐ忘れる、身体が痛いのは日常茶飯事。老眼でスマホ文字はは超BIG。そんなシニアの日々をITでもっと便利で快適なものにしたい!シニア世代突入間近な筆者が、高齢の親と自分自身のため、シニア世代の生活改善に役立つガジェットやネットサービスを探し回って紹介します!

毎日ルーティンで繰り返している日課。実はIT活用でもっと便利・さらに快適になることもあります。たとえば「カーテンの開け閉め」もそのひとつ。

今回導入したのは、スマートホーム化デバイスを多数発売するSwitchBot社の「SwitchBotカーテン」という製品。

カーテンレールに取り付けることで、カーテン開閉をスマホで操作できるようにするというものです。さらに同じ会社の「SwitchBotハブミニ」というスマートリモコンがあれば、GoogleやAmazon(Alexa)のスマートスピーカーと組み合わせ、「OK Google、カーテンを開けて」と音声操作も可能になります。

  • カーテンを電動式に変え、スマホアプリで開閉
  • スマートスピーカーと連携させ、声だけでカーテン開け閉め(SwitchBotハブミニ必要)
  • 時間や条件を設定して、カーテンを自動的に開閉させる(目覚まし代わり・防犯など)

SwitchBotカーテンの設置・初期設定は簡単

本体は3つのパーツから構成され、真ん中の本体に両脇のパーツを差し込んでかちゃっと合体させます。

バッテリーは中央の本体に内蔵で、Type-C USBケーブルで充電します。一回のフル充電で最長8か月利用できるとのこと。同梱のUSBケーブルはかなり長めなので、カーテン下まで電源タップコードを伸ばせば、取り付けたままの充電もできます。

充電完了したら、スマホにSwitchBotアプリをインストールして、設定を開始しましょう。設置方法もアプリ内のガイダンスを見たほうが確実です。

ちなみにこの製品は、「SwitchBotハブミニ」と組み合わせて使うことで可能性がぐんと広がります。また両開きのカーテンの場合には製品が2台必要となります(片方だけ電動化するということなら1個だけでもOK)。

アプリに「SwitchBotカーテン」2個を登録したら、今度はカーテンレールへの取付です。ちなみにカーテンレールには大きく分けて3タイプがあります。この製品はメジャーなU字レールはじめ、すべてに対応しています。製品購入時に間違って買わないよう気を付けましょう。

私の部屋はU字レールでした。

SwitchBotカーテンを取り付ける箇所は、カーテンの一番端と2番目のフックの間。

まずは脇パーツを一個取り外した状態で、カーテンレールと先端のパーツを平行にして差し込んだ後、90度ひねります。

同様に、脇パーツも先端のT字部分をレールに差し込んだ後90度回転させ、本体と合体させます。これでどちらのT字パーツもカーテンレールに対し垂直となり、落ちることはなくなります。

カーテンの端のフックをひっかければ、SwitchBotカーテンはほとんど隠れます。

これでもう、スマホアプリからカーテンの開閉ができます。「全開」「全閉」だけじゃなく、赤いライン部分をドラッグすれば、半開やちょっとだけ閉めるなんてこともできます。

スマートスピーカーと連携させ、声だけでカーテン開け閉め

でもスマホアプリでカーテンの開け閉めするためだけに、数千円の製品買うのはなあと思う方も多いでしょう。同感です。スマホアプリ立上げも面倒だし。

せっかく「SwitchBotカーテン」を導入するなら・・・

やはり「音声操作」実現させないと。私はGoogleのスマートスピーカー「Google Home mini」を使っているので、Google Assistantとの連携です。これを行うには、SwitchBotハブミニも導入していることが条件となります。

SwitchBotハブミニとスマートスピーカーがあれば、家の中のリモコンやスピーカー、扇風機など様々なリモコン付き製品を「音声コントトール」「遠隔コントロール」できるようになるので、おススメです。

Google Homeアプリを見ると、ちゃんと「横浜カーテン」が登場していました。ちなみに私は二拠点生活なので、自宅と横浜シェアハウスを区別するためにこんな名前にしています。

「OK Google、カーテンを開けて」
「OK Google、カーテンを半分閉めて」

こう言うだけで、Google Home miniが反応して、SwitchBotハブミニ経由でSwitchBotカーテンに指示をだし、電動で開け閉めしてくれます。

自宅でテレワークしていると、午後に日差しが差し込んでディスプレイが見づらくなったり、気付いたらもう夜で、照明をつけたら家の中丸見えに・・・なんてこともあるでしょう。そんな時、いちいち立ち上がってカーテンを閉めに行かなくてもいいのは結構便利なものです。

自動設定で、カーテンを「目覚まし替わり」にする

さらに!
SwitchBotアプリには「シーン」という機能があり、時間や条件を設定して、自動で開閉させることもできます。

例えば上の「シーン」では、毎朝7時になるとカーテンが静音モードで全開になるというもの。月曜日から日曜日まで毎日繰り返されます(曜日指定も可能)。

朝、目覚ましの音で急に起きるのではなく、まずはカーテンが開く音で軽く目を覚まし、そのままうたたねしていると朝日が差し込んできて顔を照らし次第に覚醒してきたところで、小鳥がさえずる音のアラームで完全に目覚める。

・・・なんてことができます。

睡眠時間をしっかり確保していれば、アラームなしでも朝に陽の光だけで目覚められるかもしれません。

ちなみにこのスケジュール設定は、SwitchBotアプリの「シーン機能」を使う他、SwitchBotカーテンの詳細設定画面のスケジュール機能を使っても可能です。

ただシーン機能で設定しておいたほうが、他のエアコンなどの設定とも一緒に一覧で確認できるので便利です。旅行で留守する時には、この画面でOFFにすれば、設定を削除しなくても自動化を停止することができます。

他にベータ版機能ですが、SwitchBotカーテン内蔵の光センサーを使って、外が明るくなったら自動的にカーテンを開け、暗くなったら閉めるという設定もできます。

防犯にも役立つ

久々、長期の旅行もしようかなんて考えている方も多いでしょう。カーテン閉め切ったまま、電気もつけずだと、「留守だな」と空き巣に狙われてしまうこともあります。

「SwitchBotハブミニ」と「SwitchBotカーテン」があれば、決まった時間にカーテンを開け、夜には自動的に天井照明をつける設定も可能ですし、それをスマホから遠隔操作することもできます。

またぎっくり腰などで立ち上がるのが大変・・・という時にもありがたい存在。

「なきゃないで済んでしまう」ものですが、一度導入するとその便利さにはまります。他にもきっと、ルーティンな日課が変わるはずです。

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IT活用アドバイザー

ひとりで暮らす実親の遠隔見守り・サポートのため築40年の実家をDIYスマートホーム化。その経験とノウハウをサイトや電子書籍など通じて発信している。実現したいのはITを活用して高齢者の生活をもっと快適でストレスのないものにすること、そして支える家族の負担を減らすこと。親世代はもちろんのこと自分達の老後がよりよいものとなるよう、高齢者向けテクノロジー「シニアテック」の動向にも注目。

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