ふと、気が付くとこの年齢になっていました。

今までは、仕事に子育てに慌ただしい毎日でした。1日が終わるとホッとするのもつかの間で、寝たと思ったら翌朝を迎えている日々が続いていました。そして、慌ただしい日々はいつまで続くのかを考える余裕もなかったのですが、子どもの成長とともに生活に変化が出てきました。

自分の時間が少しずつとれるようになってきたと感じるようになるころには、自分の体は確実に年齢を重ねていました。若い頃のように体力があるはずもなく、忙しかった日常では運動する時間さえなく、筋力もあるはずがありません。

さらに、目の前に迫ってくる生活習慣病。肥満、糖尿病、高血圧、脂質異常症などは自覚症状に乏しく、発症や病状の進行にも気付きにくい傾向があります。自己管理能力が大きく影響する生活習慣病なので、症状の悪化を認めたくない心理も働くのかもしれません。

しかし、人生はもう少し、まだあります。そろそろ目の前に見えてくる定年という大きな節目と次のステージでは、社会での役割が大きく変わることを感じながらも、定年後の生活を具体的に描くのは難しいと感じています。しばらくはゆっくりしたいという気持ちはあるけれど、1カ月もすれば飽きてくるのではないかと。忙しかった日々は、遠くない未来に時間がたっぷりある日々へと変わるかもしれないことに気付きました。

これからは自分の心を癒やして自分を大切にする

もう、この年代までくれば人生を楽しく過ごした方が良いじゃないか。これからの自分の時間は、今までよく頑張った自分を褒めて、自分を大切にして、自分らしく生きようではなかと思いました。

自分を大切にするにはどうしたら良いのか

ふと気が付くと、どうやって自分を大切にすれば良いのか分からないのです。仕事や子育てに追われる毎日を続けると、どうしても自分自身は置き去りになってしまいました。そうせざるを得なかったと思うけれど、自分に対する言い訳だと思い直し、今更何を言っても時間をさかのぼることは出来ないことに気付きます。過去を反省するかもしれませんが、過去にとらわれすぎないで、これから先の未来は楽しく過ごせるほうが良いに決まっています。過去は過去、未来は未来です。

歩く旅で得られたこと

数年前より、歩く旅を始めました。山に行って登山や、街中ウォーキングで街道歩きや霊場巡りを楽しんでいます。

歩く旅をしている時、目の前の景色を眺めてきれいだなぁと思いました。そして、歩く旅はおなかが空くので、食事がとても美味しく感じることに気が付きました。ご飯ってこんなに美味しかったのか。心が嬉しいと感じている感覚でした。そして、歩く旅を楽しめる自分の体に感謝しました。

自分を大切にする事は自分の心が嬉しいと感じる事をする

景色を眺めてきれいだなぁと自分の感性で感じたり、美味しいなぁと思いながらご飯を食べることが出来るのは最高のぜいたくだと思いました。自分の感覚よりも家族や他人の感覚を優先してきたり、振り回されたりした今までと異なり、自分の感覚で嬉しいや美味しいを感じられることに心が癒やされました。歩く旅は、自分の心が嬉しいと感じることができる、未来の時間の楽しみ方を教えてくれました。

健康と隣り合わせの年代

長年のお付き合いとなった自分の体はそれだけの時間を使い込んでいます。いつまでも若くありたいと誰もが思うことですし、私も思います。しかし、使い込んだ体をよみがえらせることは誰にもできません。そうすると、上手にお付き合いすることになってしまいます。

運動不足の体には、初めは比較的緩い運動がお勧めなので、ウォーキングがとても良いです。いつでも始められるし、時間や場所を選ぶこともありません。徐々に体が慣れてくると運動強度を上げていきます。ジョギングや、登山、長距離の街道ウォーキングなどに挑戦するのも楽しいです。他のスポーツを始めても、朝30分のウォーキングを続けるなど、並行しても負担がなく行えるのも良い所です。気分転換にもなりますし。

運動を始めた頃には面倒だなと思う事もあるかもしれません。しかし、運動を続けていると気持ちが良いと感じる時がやってきます。そうなると、運動することで気持ちが良くなると脳が覚えるので、体を動かすことが生活の一部になってしまいます。面倒だなぁとあまり思わなくなるのです。そして運動を続ける事は生活習慣病の予防・改善に大きな効果が期待できます。

大人の歩く旅とは

体を動かす趣味を楽しんで健康になる

歩く旅は、私の感性で心が嬉しいと感じ、私の心を癒してくれる

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