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【菱の実】食べなくなった日本古来の食材を採集して調理します。

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通信販売でも売ってあります。鬼菱という種類で画像のものより大きいタイプです。

塩ゆでにして割り、中を食べますが、かなり固く、出刃包丁 もしくはペンチでの殻割りが必要です。
味は、ホクホクとみずみずしい栗のような味です。

万葉集より。
131 ヒシ(ひし科)[万葉名:ひし(菱)]
君がため 浮沼(うきぬ)の池の 菱採ると わが染めし袖 濡れにけるかも
柿本人麿歌集 巻七-1249
万葉集中 二首
「あなたにあげるために、浮沼の池の菱を採ろうと思って、私の染めた着物の袖が濡れましたよ」と。この菱はこんなに苦労して採った菱ですと乙女の純情さが歌われていると思います。
ヒシは一年生の水草。根部は泥中にあって茎を水面に長く仲ばし、先端に多数の葉をつけます。七月~九月頃まで、小さくて白い四弁の花をつけます。果実には二本の鋭い刺があります。実は食べられます。
ヒシは池や沼に自生する一年生の水草で、秋に熟したとげのある実が水底に固着して越冬し、春になると発芽して根をおろし、水面に向かって芽を伸ばします。食用とするのはこの果実の部分です。
福岡県や佐賀県などで栽培出荷されている大きなトウビシの他、もともと日本の在来種として自生している「オニビシ」や「ヒメビシ」などいくつかの品種があり、どれも同じように食用になります。「トウビシ」は角が二箇所ですが、「オニビシ」や「ヒメビシ」には鋭い角が4本あり、かつて忍者が使ったと言われている「撒きビシ」は、この「オニビシ」を乾燥させたものと言われています。
◆菱(ヒシ/ひし)の実の特徴

ヒシの実は固い殻に包まれた中に、白い果肉があり、その部分を食用とします。自生している「オニビシ」や「ヒメビシ」は小さく、この食べられる部分もとても小さいものとなりますが、トウビシなど栽培されているものは実が大きく、食べられる果肉も大粒の栗ほどあります。
茹でた果肉は、茹で具合によって食感が変わり、浅いとシャキシャキとした食感で中国料理のクワイと同じ感じになります。しっかり茹でた物は栗とレンコンを足して割ったようなポックリとした食感になります。
機会がありましたら食べてみてください。

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