【富士宮市】数万年かけて作られた自然のアート『芝川のポットホール』
『ポットホール』とは溶岩流の川底に停滞した小石が急流によって回転し、長い年月をかけて穴を開けたものや、激流が同じように長い年月をかけて岩をつぼ状に削り取ったものです。
通常は山奥の急流で見られるポットホールが、『芝川のポットホール』のように下流部で容易にみられるのは珍しいそうで、県指定の天然記念物にもなっています。
『芝川のポットホール』はJA富士宮・柚野支店からすぐそばの柚野橋から手軽に眺める事ができます。
橋手前側にはポットホールの説明書きがありますが、だいぶくたびれていて読むのが困難です。
橋は15mほどの見た感じどこにでもある普通の橋です。ここからポットホールが眺められると、知っていなければ通り過ぎてしまいそうです。
橋から川を眺めると、強固な溶岩に穴が開いているのが見られます。
ここには大小合わせて800以上のポットホールがあるそうで、よく見るとあちこちにポットホールがあります。
見入っているうちに日が暮れ初め、見上げると赤富士が芝川を抱えるようにそびえ立っていました。
余談ですが…冷え込んできたので、ホットドリンクを求めてすぐ近くの柚野公民館の自動販売機へ。
見たこともない『カレーな気分』という飲む缶カレーがあったので、好奇心でついつい購入。
具のない薄いカレーのような…なんとも微妙な味でしたが、寒かった体が温まりました!
橋の上から手軽に眺められる天然記念物。少し寄り道してみてはいかかでしょうか?
芝川のポットホール:富士宮市下柚野319地先(柚野橋下)
アクセス:JA富士宮柚野支店 又は 柚野公民館付近