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【富士宮市】歴史を巡る『歩く博物館』!宝探しゲーム感覚でウォーキングを楽しもう!

渡辺雅来地域情報発信ライター・執筆家(富士宮市・御殿場市)

富士宮市教育委員会が作成している『富士宮市歩く博物館』は富士宮市内に点在する各地域の特色が感じられる文化財を巡って歩くもので、いろいろな地域に24コース設定されています。
パンフレットは文化課・郷土資料館・公民館等で無料配布されている他、インターネットでもダウンロードできます。
私は今回『柚野の里をめぐる北コース Sコース<上柚野・猫沢地区>』にチャレンジしてみました。距離は約5m、所要時間は2時間と記載されていました。

市民文化会館内郷土資料館で頂きました。
市民文化会館内郷土資料館で頂きました。

スタートは柚野公民館の駐車場です。車で行っても良いようにスタート地点が駐車場になっている心使いが嬉しいです。
柚野公民館をスタートして坂道を歩くと5分ほどで①諏訪・八坂・山神社がありました。この神社は地元の3カ所の氏神様が合祀されたものだそう。さらに坂道を登ると②正法寺がありました。高台にあるので眺めが良いです。

諏訪・八坂・山神社(目的地には左下の説明文があります)
諏訪・八坂・山神社(目的地には左下の説明文があります)

高台にあるので眺めが良い正法寺。
高台にあるので眺めが良い正法寺。

正法寺からは綺麗な水が流れる小川の横の遊歩道を通り③延命寺に着きました。このお寺は平家との逸話が残っています。

綺麗な小川と森林に挟まれた遊歩道を進み延命寺に到着。
綺麗な小川と森林に挟まれた遊歩道を進み延命寺に到着。

延命寺を後にして、④中才上組の道祖神、⑤首なし地蔵を通り過ぎます。道路脇に幅の広い堀がありこちらも透き通った水が溢れんばかりに流れていました。

このような機会がないと通り過ぎてしまいそう。
このような機会がないと通り過ぎてしまいそう。

⑥土井の川は現在使われていないようで、乾き切っていました。芝川を渡り、この辺りが中間点です。

芝川沿いに作られた土井の川。今は水は流れていませんでした。
芝川沿いに作られた土井の川。今は水は流れていませんでした。

⑦小山の石造物、⑧北原の道祖神を越した辺りでどうやら道を間違えたらしく…少しコースを外れました。

小山の石造物と北原の道祖神。
小山の石造物と北原の道祖神。

この辺りでめちゃくちゃリアルなカカシを発見。近くだと本当に怖いので、遠くから撮影し、先を急ぎます。

マネキンの顔を使っている様で、とてもリアルなカカシ。
マネキンの顔を使っている様で、とてもリアルなカカシ。

とても古い感じの橋を渡り⑨田子、迫力満点の⑩猫沢のカシワは民家の敷地内にあり近づけませんでした。枯れてしまっているように見えますが、カシワは冬の間は枯れた葉をまとって過ごすそうです。

田子=きのえねと読むことを初めて知りました。
田子=きのえねと読むことを初めて知りました。

春になったら青々としたカシワを見に来たいです。
春になったら青々としたカシワを見に来たいです。

ここからまた道を外れてしまいました。地図を確認しながらとりあえず、田んぼのあぜ道みたいなところを進みます。
途中で野生のエリゲロンを発見したので、差芽にしようと2,3本もらってから、なんとかコースに復帰でき、⑪蚕神・祝言道祖神と最後の⑫猫石まで歩くと、ほんのり汗をかいていました。

迷ったおかげで見つけたエリゲロン。帰って差芽にします。
迷ったおかげで見つけたエリゲロン。帰って差芽にします。

猫石。あまりに猫らしくなくてショックを受け、看板のみの撮影…
猫石。あまりに猫らしくなくてショックを受け、看板のみの撮影…

柚野は穀物地帯というだけあり、田畑が多く、また芝川からの綺麗で豊かな水に恵まれている地区であること。また蚕神が気になったので帰ってから調べてみると、昔は養蚕が盛んな地でもあったようです。
歴史を感じながら、目的地を通過しながら歩くことで、ゲーム感覚でウォーキングができ、日頃の運動不足も解消できました。
そして最後に…源頼朝が富士の巻狩りで、大きな山猫を見つけ、追いかけたところ猫の形をした石が残されていたという言い伝えがある『猫石』。
猫好きの私としては、とても期待していたのですが…全然猫に見えないじゃないか!!というツッコミを胸に、また違うコースを楽しみたいと思います。

富士宮市歩く博物館
問い合わせ先:富士宮市教育委員会 電話0544-22-1111(代)

地域情報発信ライター・執筆家(富士宮市・御殿場市)

身近の新しい発見や、小さな幸せを探して日々バイクで放浪しながら活動しているライターです。記事を通じてみなさまの発見や幸せに繋がれば嬉しいです。趣味はバイク、ガーデニング、猫(無類の猫好き)です。

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