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【富士宮市】市街地の中心部、イオンモール富士宮敷地内で富士宮の里山を感じられる『ビオトープ』散策!

渡辺雅来地域情報発信ライター・執筆家(富士宮市・御殿場市)

ビオトープとは、bio(生命)とtopos(場所)の合成語で、『野生生物の生活環境』という意味です。
失われつつある動植物の生息空間や生態系を保全復元するために、できるだけ自然な状態で種の多様化を図り、密度の高い生態系を復元しようと、各地で試みられているビオトープづくり。
富士宮市は富士山の湧水が至る所にあります。この湧水を生かして、富士宮市街地に水と緑の憩いの場・自然環境の学習の場を作りたいという市民の願いと、イオン株式会社の協力のもと、この場所にビオトープが設置されたそうです。

ビオトーブの細かな地図
ビオトーブの細かな地図

ビオトープは東側に約60mほど、南側に約80mほどのL字型で作られています。南東の一角に遊歩道があり、散策できるようになっています。(その他の場所は自然を守るため、立ち入り禁止です。
遊歩道入口にはフクロウとウサギの木彫りが立っています。

にこにこふくろう
にこにこふくろう

にこにこうさぎ。
にこにこうさぎ。

遊歩道は全長50mほどですので、5分もかからないで回れるくらいの広さです。小さなお子様連れでも手軽に里山に出かけたような気分を味わえます。

里山に来たよう!
里山に来たよう!

木々に囲まれた遊歩道は苔が生えていて、イオンの駐車場にいる事を忘れてしまいそうです。

池の水は透き通っています。
池の水は透き通っています。

綺麗な水が流れていて、小川と小さな池を作っています。

木製の橋
木製の橋

手作り感のある橋も、趣があります。

富士宮の里山に生息している生き物を守り育む役目と、子どもたちが生き物の生息する空間を観察する学び場としてのビオトープです。
訪れる際は、地域の生き物を守るため、他の地域から持って来たものやペットショップで買った生き物などを入れないように。また、生き物を観察したら、元の通りに戻すよう決まりを守って下さいね。
今は1月の寒い時期ですので、生き物は見当たりませんでしたが、温かくなったら沢山の生き物が見られそうです。
市街地の中心にビオトープがあるなんて、富士宮市ならではの贅沢を感じました。

場所:静岡県富士宮市浅間町1-8 (イオンモール富士宮駐車場内南東)

地域情報発信ライター・執筆家(富士宮市・御殿場市)

身近の新しい発見や、小さな幸せを探して日々バイクで放浪しながら活動しているライターです。記事を通じてみなさまの発見や幸せに繋がれば嬉しいです。趣味はバイク、ガーデニング、猫(無類の猫好き)です。

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