【富士宮市】源頼朝が髪のほつれを直したと言う伝説が残る『お鬢水』は、眩しいほどの清水です!
白糸の滝の左上にある溶岩の窪地に湧き出している清水『お鬢水(おびんみず)』。富士の巻狩りを催した源頼朝が、鏡のような美しい水面に顔を映して鬢のほつれを直したという伝説が残る場所で、『鬢撫水(びんなでみず)』とも呼ばれています。
『お鬢水』の看板に従って、木々の間を歩きます。
少し歩くと、石の階段になります。
その先には白糸の滝の流れ落ちる音が響く中、静かに湧き出る清水がありました。
ここから湧き出した水が、白糸の滝に流れ落ちているようです。
お鬢水は、富士講の開祖・長谷川角行が日に数度足を運び禊(みそぎ)をしていた場所と伝えられています。現在でも富士講の霊場の一つとなっていて、お鬢水の周囲には石碑が並び、お供えがされています。
また岩の窪みには、真之御柱竜神、磐長竜神、木之花竜神の名が記された石碑が祀られていました。
右手の木々の隙間からは白糸の滝が見え、周囲は清らかな雰囲気に包まれていて、清らかな空気を胸いっぱいに吸い込み、水の青さや底まで透き通るほどの水の美しさに魂が洗われるような気分です。
反射した光が、まるで宝石のようにキラキラと輝き、圧巻の美しさにしばらく佇んでいました。
白糸の滝:富士宮市上井出273-1
アクセス:大月線(県道414号)を北に向かい、大きな松の木がある上井出の信号を真直ぐ。