【富士宮市】今週は愛鳥週間~あちらこちらでツバメの巣作りが見られるようになりました~
最近は温かくなって来て、あちらこちらにつばめの姿を見ることができるようになりました。
古くより富、家の繁栄の縁起と信じられてきたつばめ。
人通りが多い場所や、日があたる快適な場所に巣を作るため、縁起がいいものとされてきたのかもしれません。
我家の玄関にも毎年つばめがやって来て巣を作るようになって、5年になります。今年も泥や藁を何処からか運んできて、せっせと巣作りを始めています。
実はつばめが来るようになった最初の一年は、巣作りの泥や藁などを玄関にまき散らし、朝玄関を開ける度に、目も当てたらないくらいに汚れていることで、つばめに巣を作らせないように対処法をいろいろと試していました。
鳥の巣に卵・ヒナがいる状態で撤去する行為は、鳥獣保護法により禁止されていて、違反した場合、1年以上の懲役または100万円以下の罰金が科せられる可能性があると聞いていたので、作らせないようにと奮闘しましたが、どうしても我家の玄関が気に入った様子のつばめたち。根負けした私はそれから毎年、玄関からつばめたちが飛び立つのを見守る事にしました。
つばめの子育て期間は2週間ほどで、巣作りの期間を入れても1か月弱。
その間は巣の下に新聞紙などで汚れ受けをしておけば、ある程度防げます。
里山の自然の減少、農業の衰退により水田などが減りつばめがエサとしている虫が少なくなっていることや、巣を作りやすい環境の減少、また人の手によってつばめの巣が潰されるなどで近年つばめは減少していると言います。
5月10日から16日は野鳥を大切に守っていこうと制定された『愛鳥週間』です。
ふと視野を広げると、お店の軒先、ガソリンスタンドのキャノピーの下、工場の屋根下など、市内のあちこちにつばめの巣や、飛び交うつばめの姿が見られることに気が付きました。
豊かな自然あふれる地域と、見守る人々の優しさの象徴のようなつばめたちの姿に、改めてこの街の魅力を感じさせられました。
公益財団法人 日本野鳥の会
日本野鳥の会さんでは自然や野鳥を守る取り組み『消えゆくつばめを守ろう』運動をされています。