北の夜空に輝く不動の星、北極星。不動の星は自分のいる位置や進むべき方向を教え示してくれるとして、神格化したのが「北辰妙見大菩薩」です。その信仰は旅人や船乗りの中から生まれたそうです。

妙見信仰は仏教に取り入れられ、国土を守り、様々な悩みや災いを消し去り、敵を退け、寿命を増す大菩薩様として尊崇されています。
星々の王様とも呼ばれ、常に北を指し人に先行きを示すところから「開運の神」とも呼ばれている妙見大菩薩。

妙心寺の本堂には大阪能勢妙見山に祀られる妙見大菩薩の魂の分祀をお祀りしているそうです。

これだけ聞くと、妙心寺に訪れるだけでも妙見大菩薩の御利益を賜れそうな気がしますが、7月20日から8月末までの間『お寺de朝顔』が開催されます。

大勢の方に楽しんでもらおうと100種類の朝顔のタネや苗を集め、富士宮花の会・四つ葉グループの皆さんと種まきや苗の植え替えを行ったそうです。

小学校時代に学校で朝顔を育てた記憶が甦ります。校庭に咲いたみんなの朝顔は、起きるのが苦手だった私を少しの間だけ早起きにさせてくれました。

ずっと気になっていましたが、この辺ではなかなか見ることのない西洋朝顔の「ジプシーブライダル」も咲く予定リストに入っていたので、今から楽しみです。

観覧は自由で、見頃は朝6時頃なんだそう。少しだけ早起きをして朝涼みしながら朝顔を鑑賞するのも良いですね。