令和元年に開店し、今年で4年目の『和食　佐とう』さん。

富士宮市役所から富士宮郵便局本局に向かう通り沿いの2個目の信号を通り越し、山神社のあるT字路の一方通行の道を左折して約50mほど先の左手にあります。

ベージュの建物に慎ましやかな看板が目印。看板に竹があしらわれているのは、店主さんがたけのこで有名な内房出身だからなのでしょうか。

お店の脇を通り、入口へ。白いのれんが掲げられた木目調の入口を開けると、開店して4年経っているとは思えない真新しさを感じる店内でした。

席は4人掛けテーブル2席、2人掛けテーブル2席、堀席になっていて足の悪い方でも座りやすい4人掛け座席が2席です。宴会や会合なので使用する場合は2階があります。店主のお父様が２階の席も見せてくれました。

明るく清潔、綺麗な店内をモットーにしていると話してくれたお父様の言葉に、納得しながら店内を拝見させてもらいました。

通常メニューの他にも、季節限定のメニューやお得なメニューなどホワイトボードに書かれているメニューは「できないものはないんじゃないの？」と思いたくなるくらい豊富です。

お客様の要望では単品メニューを定食にしたりと臨機応変な対応もしてくれるそう。お客さんの食べたいものを提供したい！そんなお客さん思いな和食屋さんです。

今回はいつも山案内をしてくれる同級生にお礼にと訪れました。夏バテ気味の私は、入口に書いてあった『冷やしたぬきそうめん（￥730）』とすでに心が決まっていました。同級生は『マグロ漬け丼（￥1050）』を注文。

『冷やしたぬきそうめん』は、天かす、刻みのり、青ネギ、おろししょうががトッピングされています。

一口食べると濃い目のダシ汁にしこしこのコシのあるそうめん。そばに近い味ですが、そうめんなのでつるんとのど越しが良く、おろししょうがで後味がすっきり。暑い日にぴったりのメニューでした。

『マグロ漬け丼』はなんと言ってもコスパの良さにびっくり。漬け丼にみそ汁、サラダ、小鉢、漬物が付いて1050円は安い！
いつももりもり食べる同級生がお腹いっぱいと満足していたほどのボリュームもありました。

食後のデザートに『コーヒーとバニラアイスのセット（￥350）』をお願いしました。アイスは器までひえひえでおいしく頂きました。

地産地消にこだわり季節ごとの旬の食材を使っているという店主さん。
春にはご自身の出身でもある『内房のたけのこ』を使った料理が大人気なんですと話してくれました。
和食の敷居を低くしてくれる、気軽に楽しめる和食佐とう。そのアットホームな雰囲気は、とても和むひとときを提供してくれました。