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【御殿場市】徳川家康公御殿跡の『高尾山穂見神社』☆境内の縁結びの椿が見頃です!

渡辺雅来地域情報発信ライター・執筆家(富士宮市・御殿場市)

御殿場の地名の由来となった徳川家康御殿跡には、『吾妻神社』、『高尾山穂見神社』、『御守殿稲荷神社』が鎮座しています。

隣接して鎮座する吾妻神社
隣接して鎮座する吾妻神社

高尾山穂見神社』は山梨県南アルプス市高尾にある高尾山穂見神社から分霊されました。

鳥居
鳥居

御祭神は甲州信越駿州武州などに広く信仰されている、御崎大明神(オンサキダイミョウジン)で、五穀豊穣、家内安全、商売繁盛にご利益があるそうです。

おまつりの時にはかなり賑わうそうです
おまつりの時にはかなり賑わうそうです

毎年11月最終土曜日には御殿場の冬の始まりを告げる『高尾祭』が開催されるそうです。

境内にあるヤブツバキ
境内にあるヤブツバキ

境内参道には露店が並び、福引や演劇なども行われて、夜遅くまで賑わう伝統あるおまつりですが、学生の間では「カップルで高尾祭に行くと別れる…」という不吉な都市伝説が…

ですが、『高尾山穂見神社』境内には樹齢160年ほどの大木のヤブツバキがあり、楓の木と絡み合っている姿から『縁結びの椿』と呼ばれているのだそうですよ。

看板
看板

看板によると~椿は花言葉に「女らしさ」などがあります。モミジの手(楓)で、長年にわたり雨風に耐え、椿を優しく包み込み、力強く生き続けています~とありました。

椿と楓が足元50センチほどのところから絡み合っています
椿と楓が足元50センチほどのところから絡み合っています

楓に寄り添うように、椿を支えるように、生きる木は理想の夫婦の形のようですよね。

椿の花が咲いていました
椿の花が咲いていました

10月から3月くらいが椿の見頃だそうで、楓に守られながら綺麗な花を咲かせていました。

御守殿稲荷神社
御守殿稲荷神社

境内右側には『御守殿稲荷神社』があります。御殿を守っていたのでしょうか。

407年前に創建された『高尾山穂見神社』の社殿は、1970年に再建されたのだそうで、元々は吾妻神社の社殿近くにあった『御守殿稲荷神社』もその時にこちらに移されたのではないかと思います。

お賽銭箱に記されていた太田屋製菓店さんの地図
お賽銭箱に記されていた太田屋製菓店さんの地図

お賽銭箱には、御朱印を受けられる『和菓処 大田屋』さんの案内があったので、早速行ってみる事にしました。

この地図が、とても分かりにくい…

明るい素敵なお店でした!
明るい素敵なお店でした!

年季の入った和菓子屋さんを想像していましたが、とても素敵な明るいお菓子屋さんです。

御朱印の見本があります
御朱印の見本があります

御朱印は、定版が300円、見開き定版が800円でした。書置きで、日付は自分で記入するタイプです。

キツネがかわいい御守殿稲荷神社の御朱印
キツネがかわいい御守殿稲荷神社の御朱印

最近新しくできた『御守殿稲荷神社』定版の御朱印の狐がかわいかったので、こちらを賜りました。お稲荷様っぽくないふわっふわのキツネの絵が入っています。

そういえば御殿場市って、あちこちでツバキの花を見かける気がします。
調べてみると、飛鳥時代の呪術者役小角(えんのおずぬ)が、真紅のツバキの花で霊峰富士を飾れば、山ももっと美しく気高くなるに違いないと大島のツバキの種子を撒いたというのです。やがてツバキは育ち、役小角の思った通り富士山を美しく彩るようになったという伝説が残されているそうです。

御殿場ヤブツバキの里 椿・花MAP
御殿場ヤブツバキの里 椿・花MAP


伝説の真相は不明ですが、深紅のツバキの花に彩られた富士山は気高く美しく見えます。
御殿場には椿の名所が点在し、『ヤブツバキの里』とも呼ばれているそうです。思わぬところで御殿場の新たな魅力を、またひとつ発見しました!

高尾山穂見神社
住所:御殿場市御殿場196

御朱印取扱場所 和菓処 大田屋
住所:御殿場市御殿場169
TEL:0550-82-0055
受付時間:9:00~12:00、13:00~16:00
定休日:第1・3火曜日、水曜日

地域情報発信ライター・執筆家(富士宮市・御殿場市)

身近の新しい発見や、小さな幸せを探して日々バイクで放浪しながら活動しているライターです。記事を通じてみなさまの発見や幸せに繋がれば嬉しいです。趣味はバイク、ガーデニング、猫(無類の猫好き)です。

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