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【富士宮市】ガイドボランティアさんと歩く浅間大社☆知れば知るほど地域の歴史が好きになります!

渡辺雅来地域情報発信ライター・執筆家(富士宮市・御殿場市)

本日、2月23日は富士山の日。みなさんどのようにして楽しみましたか?
私は富士宮市観光ガイドボランティアの会主催の『浅間大社&高砂酒造めぐり』に参加して来ました。

駐輪場
駐輪場

本日は祝日大安、富士山の日、天皇誕生日、晴天。と縁起が良い日ですので、浅間大社も参拝者が多いです。
駐輪場は車の祈祷場と同じ場所なので、祈祷されている方の御利益が風に舞って、こちらまで御利益が賜れそうな雰囲気です(笑)

寄って宮前からは鳥居と富士山が見えます
寄って宮前からは鳥居と富士山が見えます

集合場所の『寄って宮』の前からは、鳥居と富士山が同時に見られます。

資料とお茶まで頂いちゃいました
資料とお茶まで頂いちゃいました

こちらでガイドボランティアさんが受付をしてくれて、浅間大社と富士宮市の酒蔵に関する資料、お茶を頂きました。

今回ガイドして頂いた土橋さん
今回ガイドして頂いた土橋さん

定刻になり参加者全員が集合してから、富士宮市観光ガイドボランティアの会の会長花﨑さんから挨拶があり、2組に分かれて散策開始です。

ガイドさんに説明をしてもらいながらの散策です
ガイドさんに説明をしてもらいながらの散策です

私がいたグループのガイドをして下さったのは、人穴浅間神社と26社の宮司の土橋さんです。

浅間大社は富士山の神様を御神体としているので、富士山が良く拝める場所に鎮座しています。
元々は富士山の噴火を収めるため山足(あしたり)に富士山の神様である浅間大神(あさまのおおかみ)を祀ったのが始まりです。その後山宮に移り、806年に現在の場所へと移されました。この場所になった理由は噴火を繰り返してばかりの富士山の火を、水で静めるという意味が込められていたそうです。

木花開耶姫命(このはなさくやひめ)と浅間大神(あさまのおおかみ)は同じ神様と考えられていて、配神として父の大山津見神(おおやまづみ)、夫の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が祀られています。

楼門前の鉾立石
楼門前の鉾立石

参道の真ん中、楼門前にある石は鉾立石と言って、御神幸の際神様が宿った鉾を休めた場所です。参道の真ん中は、神様の通る道なので参拝者は両端を歩くのが良いのだそう。知りませんでした!

白い第三鳥居をくぐった先の池は鏡池と呼ばれています。作った当時は水面に富士山が映ったことから命名されたそうです。

西鳥居から東鳥居までのさくらの馬場は約180mと短いため的は2か所です。
流鏑馬で乗られるのは農耕馬でしたが、現在はサラブレットが主になり、馬の大きさや走る早さで、少し短いのだそうです。
そのため的を射抜くにはかなりの技術が必用とのこと。何度か流鏑馬を観覧していますが気にしたことがありませんでした。

楼門
楼門

楼門にあるしめ縄から下がっている紙は、四手と言うのだそう。
数字の4は縁起が悪い数字と言われますが、柱の角が4角のように、実はとても縁起の良い数字なんだそうです。
そう言えばクローバーも4つ葉だと幸せになれると言いますね。

斜めから見ると違って見えます
斜めから見ると違って見えます

本殿、拝殿は2006年の1200年祭の時に丹塗りされたそうです。
建物を赤くすることで魔除け、神性を表す意味と朱色、丹色は金属を原料としているので虫害、腐食から守る役目もあるそうです。

2階建ての作りは浅間造りといいます
2階建ての作りは浅間造りといいます

いつもは本殿を真正面に見るのですが、斜め横から見ると後ろの神殿まで見渡すことができました。
社殿の上にさらにもう一つの社殿が乗っている2階建ての作りは浅間造り呼ばれ、国の重要文化財に指定されています。

信玄桜
信玄桜

本殿の右側の絵馬掛けには武田信玄がお手植えしたという枝垂桜があります。
ソメイヨシノと同じ3月中旬頃に開花するそうです。

1秒間に約2.4キロリットル湧き出てるそう
1秒間に約2.4キロリットル湧き出てるそう

昔は修験者がここで身を清めたという湧玉池は、国指定特別天然記念物になっています。

お寺があったと思われる場所
お寺があったと思われる場所

湧玉池の奥にこんもりとした森がありますが、この森には石垣などが残っていて、昔この上にお寺があったと推測されているそうです。

お寺があった名残はこの灯籠だけだそう
お寺があった名残はこの灯籠だけだそう

お寺だったことを思われる灯籠が1つだけ、湧玉池の畔に残されていました。

身近に感じながら奥が深い歴史に、知れば知るほど引き込まれます。もっと知りたいなぁと感じながら、あっという間の浅間大社散策でした。

みなさんもガイドボランティアさんと地元の歴史発見に出かけませんか?
きっともっと地元が好きになるはずです!

富士宮市観光ガイドボランティアの会
住所:富士宮市宮町1-1 寄って宮内
TEL:0544-29-7223
富士山本宮浅間大社
住所:富士宮市宮町1-1
TEL:0544-27-2002

地域情報発信ライター・執筆家(富士宮市・御殿場市)

身近の新しい発見や、小さな幸せを探して日々バイクで放浪しながら活動しているライターです。記事を通じてみなさまの発見や幸せに繋がれば嬉しいです。趣味はバイク、ガーデニング、猫(無類の猫好き)です。

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