【富士宮市】名所として知られる妙蓮寺境内の牡丹が咲き始めました!珍しいハンカチの木や藤棚も見頃です!
下条妙蓮寺は鎌倉時代の武将であり、駿河国富士上方上野郷(富士宮市北西部、上野地区)の地頭、南条時光の妻(妙蓮)の一周忌供養のために、日興上人の弟子の寂日房日華上人が上野郷地頭南条氏の屋敷跡に創建しました。
日蓮正宗の本山格寺院。静岡県の旧駿河の東部に分布する大石寺、北山本門寺、西山本門寺、小泉久遠寺とともに『富士五山(日蓮宗の代表的なお寺の総称)』を構成しています。
昨年、下条妙蓮寺境内にとても珍しい『ハンカチの木』があると聞き見に来ました。
その際に本堂や、境内を奥の突き当りのお堂前の牡丹が綺麗だったのを思い出して、今年も訪れてみました。
先週(4月15日)に訪れたときには、まだ芽吹いていない『ハンカチの木』でしたが、本日(4月19日)には見違えるほど若葉が芽吹き、ハンカチのような『苞(ほう)』がひらひらと風になびいていました。
ハンカチに見える部分は花弁ではなく「苞(ほう)」といって葉が変形した部分で、太陽の紫外線から花を守る傘の役割をしているのだとか。
花はハンカチの真ん中にある黒く見える部分だそうです。
そして牡丹の花も咲き始めていました。
大輪の牡丹は1輪でも迫力がありますが、いろんな種類の牡丹が彩る参道は見ごたえがあります。
自分の好きな種類の牡丹を探しながら散策しても楽しいかもしれません。
また客殿側にある藤の棚も見頃を迎えていました。
下条妙蓮寺境内には客殿、表門、上庫裏、下庫裏、玄関の合わせて5棟の市指定有形文化財があります。
中でも客殿は1813年に再建されたもので、この辺りに残る木造建築としては最大級なんだとか。
現在牡丹や藤、ハンカチの木などが見頃を迎えている下条妙蓮寺。
美しい花を愛でながら境内の歴史ある建造物にもぜひ目を向けてみてくださいね。
下条 妙蓮寺
住所:富士宮市下条688
アクセス:県道184号線を北上、ドイファームさんから約600m先の妙蓮寺入口のバス停を右折して約300m