以前に御縁があって本町通りにある『鮮魚 魚虎』の店主さんとお話しする機会があり、「隣の食堂で『佐久夜丼』作ってるんだけどおいしいから食べてって！」とお伺いしていたのですが…　
その日は話に夢中になりすぎて、食堂の営業時間が過ぎてしまい食べずじまいになってしまいました。
そんな悲しい過去をリベンジすべくやって来ました！

『鮮魚 魚虎』の店主さんと先にお話ししたかったのですが、鮮魚店はお休みでした。
鮮魚店がお休みの為『佐久夜丼』ができないそうで、当てが外れて「何食べようか…」と迷いながらも店内へ。

天井も、カウンターも壁も木材の店内は映画に出て来そうなレトロな雰囲気の食堂です。

10人ほど座れるカウンター席と、4人掛け座席が2席。入口の座席に座ろうとすると、「奥の方が落ち着くよ！」と親切に声をかけてくれました。

カウンターの横には著名人やテレビ局の方からのサインが沢山掲示されています。

メディアでも度々紹介されていて、遠方からのお客さんも多いそうです。お忍びで、有名俳優さんが来た事もあるそうですよ（魚虎店主さん談）。

壁に掲示されているメニューを見て注文するタイプです。

今回は『てんぷら定食（￥1500）』と『エビ・アジフライ定食（￥1200）』を注文しました。

注文するとカウンターの向こうから、揚げ物を調理している音が聞こえてきます。
ご主人様が鮮魚店を営み、隣の食事処は奥様が営んでいるそうです。

『エビ・アジフライ定食』は大きなアジフライ、エビフライ2尾、玉ねぎ、インゲンのフライが乗っていてボリュームたっぷりです。
肉厚のアジフライはふっくらさくさくで、これだけでご飯1杯いけちゃいます。

エビも甘くてプリプリ！おいしいフライに驚きます。

『てんぷら定食』は、ナス、アジ、玉ねぎ、ししとう、ピーマン、エビ、イカ、さつまいも、大葉とこれでもかっというくらいのボリューム！
歯切れがよいイカに素材のおいしさが生きた野菜たち。どれをとっても料亭顔負けの揚げ具合です。

そして見ないようにしていたのが『小鉢』…おからってぱさぱさしていて苦手なんですよね。でも残しては失礼なので、鼻の息を止めて口に運びます…すると優しい味、口当たりもしっとりとしているので苦手なぱさぱさ感がなく、もっと食べたくなるおいしさでした。
豆腐、厚揚げ、しめじ、マロニーが入った具沢山の味噌汁は、食べ応えがあります。

お腹ペコリンでしたが、味もボリュームも大満足でした。

『鮮魚 魚虎』の店主さんは腰を悪くしてお休みしているそうなので、『佐久夜丼』を食べに再リベンジします。
『ごちそうさまです』と手を合わせ、現金ながら、店主さんの腰が一刻も早く良くなって、『佐久夜丼』が食べられますように！と同時に願っていました。