【富士宮市】おせちの彩りに! 富士宮の伝統野菜『村山にんじん』で簡単しりしりを作ってみた
そろそろおせち料理を準備している方もおいのではないでしょうか。
おせちの彩りに欠かせないのがにんじんです。
にんじんの赤はおめでたい色とされています。さらに、「にんじん」のように「ん」の音を含む食材は、「運」が付くので 縁起がいい食材として親しまれています。
昨年、登山道沿いの『ヤマザキYショップやまいち』さんで、村山にんじんのサンドイッチと出会うまで、村山にんじんを知りませんでした。
村山にんじんは村山地区で1950年頃から収穫されている伝統野菜です。長さが60cm以上になるので、収穫時の労力や農家の高齢化により収穫量が減少しています。そのため幻のにんじんとも言われているそうです。
そんな幻のにんじん『村山にんじん』を、『ファーマーズマーケットう宮~なさん』で、販売していました。
4本で150円。
幻のにんじんと呼ばれているので、価格も高価だと思っていましたが、以外にもお手頃価格です。
見た目はゴボウのように細長く、太さは一番太いところで5センチくらい、長さは45センチくらいです。
おせちの定番、梅花にんじんを作るには細すぎるので、誰でも食べやすい調理法、シリシリを作ってみたいと思います。
しりしりは沖縄の郷土料理で、簡単にできて、人参のおいしさが際立つ調理法です。
玉子やツナ缶を混ぜて作ってもおいしいですが、今回は『村山にんじん』を味わいたいので、あえて具材はにんじんだけで行きます。
スライスすると色が薄く、赤色のグラデーションがカニのような色合いです。
薄く細く刻んだら熱したフライパンにちょっと多めのごま油を敷いて、しんなりするまで炒めます。
ダシ、酒、めんつゆ、砂糖で好みに味付けるだけ。簡単に彩りの良い一品が完成です。
シャキシャキとした歯ごたえがあり、香りが強くて甘い、昔ながらのにんじんらしいにんじんの味です。
正月のおせち料理に欠かせない『紅白なます』にしても、にんじん本来の風味が生きます。
ところで、なますに炒った落花生をすりつぶして加えるのは、富士宮市や富士市の特有の郷土料理なんだそうです。
地元の野菜を使ったおせちで、帰省した家族に、新鮮でおいしい地場産品を味わって欲しいですね。
栄養があって運も付く!『村山にんじん』を使ったおせちで、新年を迎えませんか?
村山にんじんの購入場所:
JAふじ伊豆ファーマーズマーケット う宮~な
住所:富士宮市外神123
TEL:0544-59-2022
営業時間:8:30~16:00
定休日:火曜日(祝日を除く)・年末年始