元々体が丈夫ではない方なので、常に自分に合う癒しや健康法を探していたところ、『アーユルヴェーダ』を知りました。

『アーユルヴェーダ』とは、サンスクリット語のAyus（生命・寿命）、Veda（科学・知識）という意味を持ち、実践的な生活健康法として5000年以上昔から受け継がれたものです。

一度体験したいと思っていたところ、運良く『アーユルヴェーダサロン torisato（トリサト）』さんを知りました。

『アーユルヴェーダ』初体験なので、一番お手軽に受けられそうなヘッドスパの予約をしました。

予約は公式ラインから予約したい日にち、メニューを送ると、予約の確認とサロンの詳しい場所の返信をもらえます。

富士宮市北部のサロンからは富士山が大きく見えます。

完全個室のプライベートサロンは、自然に包まれているようななんとも心地の良い香りで満たされています。

足湯に浸かり、白湯を飲みながら、カルテにチェックを入れていきます。

カルテの記入が終わったら基本的な3つのドーシャ「ヴァータ（風）・ピッタ（火）・カパ（水）」の3種類のどれかが優位な体質かをカルテのチェックからカウンセリングしてもらいます。

ドーシャは季節による体調の変化や、心身の状態、個人の性質によって差が出るそうです。このドーシャがバランスの取れた状態を健康と位置付け、バランスが崩れると健康を損なう状態なんだそう。

ちなみに私の場合は圧倒的に「ヴァータ」が多い状態でした。

「ヴァータ」の人は、好奇心が強く活発、新しいことにも対応できる反面、神経質で、緊張やストレスに対する耐性も少なく、不安感や恐怖心が強い傾向…自分に当てはまることが多くて、占いをしてもらっているように楽しくカウンセリングをしてもらいました。

ドーシャから体を理解して、「アヴィヤンガ」と呼ばれるオイルマッサージで過剰なドーシャを整えていきます。

カウンセリングが終わるとまずは体の流れをしっかりケアするために足のマッサージをしてくれます。

そして、ヘッドマッサージへ。

たっぷりとオイルを染み込ませた布を直接頭皮に当て、頭皮をマッサージしてくれます。

皮膚に染み込むという感覚なんて今まで感じたことがありませんでしたが、体の欲していたものが浸透していく心地良さが感じられます。

落ち着く重厚な香りに包まれて、先ほど「何も考えないって難しいよね」なんて話していたことが嘘のように、ぎちぎちだった体の中に風が流れ、雲の上で目を閉じているようにリラックスしていました。

ヘッドスパが終わると、体質に合わせたアドバイスをもらえます。

日常でちょっと気を配っていればできる簡単なことばかりなので、これなら実践できそうです。

またスパ後に優しいチャイの味に近いアーユルヴェーディックティーを頂きました。

飲みやすくてほっとするこのお茶は、サロンで販売もされていました。

忙しい毎日で、ついつい自分のことは後回しになってしまう今日この頃。

『アーユルヴェーダサロンtorisato』に来たら、たまにはありのままでいいんだよと、自分に優しい自分になれた気がしました。