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【御殿場市】富士山紅茶のおいしさに魅せられてやって来た『荒井園』湧き出る天然水に思わず見惚れた

渡辺雅来地域情報発信ライター・執筆家(富士宮市・御殿場市)

以前、神奈川県と静岡県の境に位置する乙女の鐘展望台入口にある『FUJIMI CAFE』さんで、飲んだホットティーがとてもおいしく、提供されているのが『荒井園の富士山紅茶』ということで、『荒井園』さんを訪れてみることにしました。

FUJIMICAFEで。
FUJIMICAFEで。

調べてみると荒井園富士山紅茶は英国グレートテイストアワーズを2011, 2012, 2013, 2016受賞しているのだそう。

本場英国でも認められている紅茶を作っている、製茶屋さん…気になります。

場所は御殿場IC側から国道138号御殿場バイパスの市役所北信号機を右に曲がり、県道78号足柄街道約1.5km先の右手です。

店舗前に3台ほど停められる駐車スペースがあります。

駐車場左側にあるのはなんと天然水『錦井水』!荒井園創業当時より湧き続けているそうです。

富士山の雪どけ水が地中深くしみ込み、百年以上かけてゆっくりとろ過され地下水となったその水は、甘くまろやかな味わい。

料理に使うと、素材の味を十分に引き出してくれ、お米を炊くと一粒一粒の米がつややかに炊きあがるので、近所の方をはじめ、遠方の方も水を汲みに来られるのだとか。

自由に汲ませてもらえるそうで、湧水のおいしさもさながらお店のお心遣いもありがたいです。

創業1888年(明治21年)の荒井園

1930年(昭和5年)には、献上茶の栄誉を授けられ、 戦後には近隣茶農家の委託製茶や茶問屋として茶の安定供給に努められたそう。

老舗茶店ですが、気負いなく気楽に立ち寄れ、くつろげるお店です。

荒井園の製茶工場では、香りが移りやすい繊細なお茶に気をくばり、 茶葉を蒸す工程では、余分なものが入っていない錦井水を使っているそう。

店主さんに「どのお茶がおすすめですか?」とお尋ねすると、湧水の名前を冠した『錦井水』を勧めて下さいました。

今回は、FUJIMI CAFEで飲んだ英国グレートテイスト金賞受賞、適度な渋みとしっかりとしたコクと香りがある『富士山紅茶(¥980)』、店主さんの勧めて下さった『錦井水(¥1080)』、お茶屋さんに来たら欠かせない飴『富士山茶飴(¥290)』を購入しました。

ティーパックになっているので、手軽に淹れやすい『錦井水』

マグカップで淹れると、抹茶のように濃い千歳緑色とともに、繊細で爽やかな香りが立ち上ります。

体が欲しているような、気品ある豊かな甘みはついごくごく飲みたくなりますが、ちゃんと味わって頂きました。

富士山茶飴は、中に富士山があしらわれています。

優しく素朴な味わいは、どこか懐かしく口に含むとほっこりします。

富士山紅茶・錦井水はたくさん飲んでも飽きることなく、しばらく飲まないと恋しくなる味でした。

他にも様々なお茶を扱っている『荒井園』。次はどんなおいしいお茶に出会えるか、お好みの味と香りを見つけに行くのが楽しみになりました。

荒井園  (有)荒井友吉商店本店
住所:御殿場市御殿場80
TEL:0550-82-0244
営業時間:9:00~18:00
定休日:年始

地域情報発信ライター・執筆家(富士宮市・御殿場市)

身近の新しい発見や、小さな幸せを探して日々バイクで放浪しながら活動しているライターです。記事を通じてみなさまの発見や幸せに繋がれば嬉しいです。趣味はバイク、ガーデニング、猫(無類の猫好き)です。

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