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【みやま市】11月15日は「かまぼこの日」です! みやまの「100年企業」の古式かまぼこをどうぞ♪

山本旅水堂地域ニュースサイト号外NETライター(大牟田市・みやま市)

2023年11月15日(水)は「かまぼこの日」です! かまぼこが日本の歴史に初めて登場したのは平安時代の永久3年(1155年)の古文書であるため、この年号にちなんで11月15日がかまぼこの日に制定されました。

みやまでは、全国でも珍しいかまぼこが作られています。瀬高町下庄にある株式会社吉開(よしがい)のかまぼこの「古式かまぼこ」は、食品添加物や化学調味料、保存料を一切使用していない「完全無添加」のかまぼこです。

吉開のかまぼこは1890年(明治23年)に創業した「100年企業」ですが、後継者不足から一時は休業を余儀なくされたこともありました。こうした中、3代目社長の吉開喜代次さん(現会長)と当時大学で企業の後継者問題について学んでいた林田茉優さんが出会います。吉開さんのかまぼこ作りへの情熱に感銘を受けた林田さんは縁あって4代目社長となり、吉開のかまぼこの新しい歴史をスタートさせています。

吉開のかまぼこの復活のストーリーはNHKのドキュメンタリー番組「ドキュメント20min.」(2023年5月1日放送)などでも取り上げられ、大きな注目を集めました。

現在、古式かまぼこはインターネット通販や道の駅みやまなどで販売されていますが、毎月15日に開催される店頭販売会でも購入することができます。

店頭販売会では、古式かまぼこに加えて限定かまぼこ(丸かま)も販売しています♪

この日の丸かまはチーズ・きくらげ・たまねぎです♪ いずれもかまぼことの組み合わせが珍しい具材ですが、シンプルな古式かまぼこの旨みにそれぞれの具材が風味や歯ごたえのアクセントを添える新感覚の美味しさです♪ 

お会計の後、林田さんにお話をうかがいました。

一般的なかまぼこは、リン酸塩や卵白、でん粉を使って素材となる魚のすり身を固めていますが、無添加である古式かまぼこは魚本来の特性を生かし、練り、成形、熟成、蒸しの過程をその時々の素材や温度・湿度に応じて細かく調整しているそうです。

店頭販売会では古式かまぼこの試食もできます。ぷりぷりとした歯ごたえ、素朴ながら、優しい甘味としっかりとした旨み。まさに、魚そのものをいただいているような瑞々しい美味しさです♪

林田さんが会社を継承した大きなポイントは、お客さまからの吉開のかまぼこの復活を願う声でした。一時休業した後も、地元みやまのみならず、全国各地から吉開のかまぼこの復活を願う多くの声が寄せられていました。こうした声に応えるべく継承を決意したそうです。現在も、店頭販売会は多くの常連さんで賑わっています。

今後は、古式かまぼこに加えて新製品の開発にも取り組んでいく予定だそうです。そうした意味でも、お客さまの声をじかに聴き、それを新製品作りにフィードバックできる店頭販売会を大切にしていきたいとのことでした。

その後、さっそく店頭販売会で買ってきた古式かまぼこをいただきました!

まずは、詩人北原白秋も愛したみやまの銘酒「菊美人」のひやおろしと合わせて♪ 

古式かまぼこの上品な美味しさが、ひやおろしならではの穏やかで落ち着いた香りとまろやかな味わいにとてもよく合います♪

そして、みやまのお米(福岡みやま米)とお味噌汁(みなみ筑後の米みそ)と一緒に♪ 

シンプルな組み合わせだからこそ、かまぼこ本来の美味しさが引き立ちます♪

どちらも、みやまの自然の恵みを心から堪能できる美味しい組み合わせです♪

日常の食事やお祝い事など、日本の食文化に欠かせないかまぼこ。130年続く伝統の吉開のかまぼこの古式かまぼこで、日々の食卓を美味しく彩ってみませんか♪

●株式会社吉開のかまぼこ●

〒835-0024 福岡県みやま市瀬高町下庄1857−2

地域ニュースサイト号外NETライター(大牟田市・みやま市)

大牟田とみやまをこよなく愛するライターです。グルメ・イベント・新店情報などなど、フットワークの軽さで皆さまに大牟田・みやまの魅力をお届けします!

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