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フィン選びでサーフィンが変わる!? フィン種類・解説編

山中海輝プロサーファー/映像クリエイター

サーフィンというスポーツにおいて、ボードの次にパフォーマンスに影響するのがフィンです。

サーフボードのテールに装着することで、自転車でいうところのハンドル、あるいは船の舵部分の様な役割を果たします。

逆にフィンがないと、上手くサーフボードの方向を変えれなかったり、サーフボード自体の安定性が損なわれてしまいます。

それほどにフィン選びは重要になってきます!!

初心者の方はもちろん、ある程度慣れた方でも理に適ったフィンの選び方ができていないのが現実です、、

この記事では、種類ごとにフィンの特徴を解説していきます!!

(※フィンをあえてつけずにサーフィンする”フィンレス”と言うスタイルも存在します)

フィンの種類と特徴

サーフボードのフィンにはいくつか種類があり、ボードのフィンボックスのシステムに合わせたものを選択しないと正しく装着する事ができません。

・FCS

フィン1枚に対してネジを2つ使い固定するタイプのフィンです。

近年、主流であるFCSⅡにモデルチェンジする前のタイプなのですが、フィンが3枚だとネジは6つ締めなければいけないといった点が手間でした、、、。

フィンカップが2つ独立しているタイプなので、フィンに衝撃が加わるとフィンカップごともげてしまったりすることもあり、

それらを改善したものが下記のタイプです!

・FCSⅡ

ネジの取り付けが不要となり、ワンタッチでフィンを脱着できるFCSのモデルチェンジ版です。

ナジなしで衝撃によるフィンの抜け落ちが不安な方のために「取り外れ防止ネジ」という付属部品もあります。

フィンカップが一体になり、前モデルFCSに比べて弱さを克服したフィンです!

・FUTURE FIN(フューチャーフィン)

フィン1枚に対して1つのネジで固定できるフィンです。

1つのネジでフィンを固定することでフィンのズレを限りなく軽減したもので、オンフィンの様な感触を体感できます。

強度と取り外しの便利さに優れていて、素早く楽に装着できます!

・オンフィン

こちらは、ボードに適した形状のフィンがあらかじめ取り付けられているので脱着はできません。

ボードとフィンが一体化しており、波に張り付いているかの様な感覚や、踏むだけで走っていく感覚を楽しめます!

紛失の心配もなく見た目もお洒落なフィンです。

もちろん元々付いているのでフィン選びに困ることはないですが、損傷してしまうと修理が大変です、、、

以上がフィンの種類でした!

次回はフィンの装着本数ごとの性能のお話しをしたいと思います!

プロサーファー/映像クリエイター

サーファーである両親の影響で5歳でサーフィンをはじめ、もの心つくまえから大阪を拠点にサーフィン生活を送る。16歳で全日本ジュニア優勝、2度にわたり日本代表ティームキャプテンとして世界選手権へ出場するなど、着実な戦歴を経て、16歳でプロ資格を獲得。大学へ通いながらツアーを回る異色のプロサーファーとしてアグレッシブに4年間を駆け抜けた。そして大学を卒業後、自分の持てる時間と力の全てをサーフィンのためだけにと、本格的に海外ツアーを転戦中。サーフボードとカメラを抱え、海に生きる彼ならではの世界観、視点、苦悩を通してプロサーファーとしてだけでなく、表現者として世界各地の魅力を伝えていく。

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