フィンの役割と特性
フィンは何のためについているの?
サーフボードのテールに当たり前かの様に装着されているフィン。
もしあなたが、初心者の友達などに「フィンって何のためについているの?」と聞かれたら、なんて答えますか??
ターンをするため? かっこいいから? つけるのが決まりだから?
きっと多くの人がなぜフィンが必要なのかという問いかけに対して、正しく答える事ができないはずです。
今回はフィン自体の役割と性能について解説していきます!
各特製紹介
フィンには様々な特性があり、それら全てがサーフィンの技術に大きく関係しています。
フィンには8つの特性がありそれらを、
・ドライブ性・ピヴォット性・ホールド性・ルース性
・駆動性・リリース性・スライド性・グリップ性
と呼びます。
ドライブ性
フィンにおいてのドライブ性能とは、フラつくことなくスムーズに加速の伸びに繋がるターンが出来るかのことなどを差します。
例えば、ターンを伸ばすためにボードのスピードをキープする、
ボトムターンで伸びのあるターンをする。と言った様に、ターン中のエネルギーを維持させるのがドライブ性能です。
上級者になればなるほど、この性能はとても重要視するところです。
ピヴォット性
ピヴォット性とはターン時の小回り性能のことです。
フィンのレイク部分が小さくなるほど、ピヴォット性が高くなるのでターン半径の小さいアグレッシブなターンが可能になります!
ターンをする際に重さなどを感じることなくスムーズにターンが出来るかというのが、このピヴォット性という部分です。
ホールド性
サーフボードがまるで海面に吸い付いているかの様な安定感に繋がるのがこのホールド性です。
テイクオフ、パドリングなどでぐらつきやふらつきのない安定感。
ライディング後のサーフボードの安定感やコントロール性などなど様々なコントロールにつながる重要な性能です。
ルース性
ボード全体やテール部分を流れやすく、そして軽快さのあるコントロールを可能にする性能のことです。
駆動性
パドリング時はもちろん、テイクオフの滑り出しや、ライディングした時のボードの加速などといった様な、
ボードを前に進める性能のことを駆動性と呼びます。
リリース性
ボードを返すアクションの際に、波に入れたフィンを抜く性能のことです。
上級者の方にはこの「フィンの抜け具合」が大事でパフォーマンスに大きく影響してくる性能です!
スライド性
ボード全体や、テール部分をスライドさせる性能のことです。
ボード全体や、テール部分を横滑りさせることができるので、コントロール性がよくなります!
フェイスが緩やかな波でのライディング時に必要とされる性能です!
グリップ性
テイクオフのあとボードを踏み込みスピードをつける時に、横滑りさせずにしっかり制御できるコントロール性能のことです!
こうして見てみると、フィンがいかに重要か分かりますよね!!
これだけ多くの性能がフィンには秘められているんです。
自分が求めているパフォーマンスには、どの性能が必要なのかを把握し理解した上でフィン選びをすると、より一層サーフィンが楽しくなります!!