春も美味しい!ベニズワイガニの水揚げ量日本一で妖怪とも出会える観光地・境港市の歴史
春に美味しい食材を聞かれて、思い浮かぶものは何でしょうか。
苺やタケノコ、菜の花など春が旬の食材はもちろんのこと、実は「ベニズワイガニ」もこの時期がとくに美味しいとされています。
春の海は水温が低く、ギュっと身の詰まった良質なカニが豊富に漁獲されるのだとか。
今回は、そんなベニズワイガニの水揚げ量日本一を誇る鳥取県境港市の魅力とともに、境港に市場が誕生するまでの歴史についても紹介します。
カニが大漁! カニの聖地
鳥取県境港市にある境港は、春に食べると格別おいしいといわれる「ベニズワイガニ」の水揚げ量が日本一です。
ほかにも、冬の味覚の王様といわれる「ズワイガニ(松葉ガニ)」、天然本マグロやエビ、カマス、サワラ、牡蠣など豊富な魚貝類が水揚げされます。
そんな境港の歴史は古く、江戸時代ではすでに諸藩との貿易のための船が往来していました。
明治になると日本海航路の要衝として、明治29年には朝鮮半島との貿易の窓口として発展しています。
しかし、当時はこの港に「市場」というものは存在せず、昭和26年に国の重要港湾に指定されてからでした。
市場としての歴史は決して古くはありませんが、豊富な海産物が水揚げされる地として全国から注目を集めています。
現在では目覚ましい発展を遂げ、「ベニズワイガニ」や「ズワイガニ」など日本有数のカニ漁業基地としてメディアで取り上げられるほど有名な市場へと発展しました。
■境港水産物地方卸売市場
【住所】鳥取県境港市昭和町9-7
妖怪大先生の出身地
境港市といえば、昭和・平成を代表する大ヒットマンガ「ゲゲゲの鬼太郎」の作者・水木しげる氏の出身地でもあります。
境港周辺には「水木しげるロード」があり、街中には「ゲゲゲの鬼太郎」に登場する妖怪たちの銅像が点在。
もちろん、銅像と一緒に記念撮影もOKです!
ぜひ、あわせて観光してみてください。
■水木しげるロード
【住所】鳥取県境港市大正町