恋のキューピットは白うさぎ!出雲大社に伝わる縁結びの神話とは
縁結びの神様をお祀りしていると全国的にも有名な出雲大社は国宝にも指定され、島根県を代表する観光地としても人気の高いスポットです。
今回は、そんな出雲大社にまつわる神話とともに素敵な見どころについても紹介します。
神様が住まう世界と現世を分ける結界
出雲大社の神楽殿前に飾られた日本最大級のしめ縄は、長さ約13m、重さ5.2トンと超ビッグサイズ!
このしめ縄には島根県各地で祀られている龍神の姿を模した説や螺旋構造が似たDNA説など、さまざまな説が存在しますが、どうしてここまで巨大なものを作る必要があったのかは未だ解明されていません。
ちなみに、しめ縄というのは神様が住まう領域と私たちが住んでいる現世を隔てる「結界」という、役割があるとされています。
出雲大社に残るうさぎ伝説
出雲大社が縁結びの神社ともいわる由縁になってる神話があるので紹介します。
◆因幡の白うさぎ伝説◆
出雲の国に大黒様という神様がおりました。
因幡の国に美しい姫がいると言う噂を聞いた大黒様は、兄弟たちと会いに出かけます。
兄弟たちに荷物を押し付けられた大黒様は遅れて歩いていたところ、毛皮のない裸のウサギと出会い、わけを知って介抱してあげました。
その結果、兄弟たちよりも大幅に遅れて姫のもとに遅れて到着してしまいます。
けれど、大黒様に助けられた白ウサギが兄弟たちよりも先に姫のもとへ到着し、事情をすべて話していました。
そのおかげで姫は大黒様を選び、2人は幸せな愛を誓ったといいます。
困っているウサギに事情を聞き、やさしく接した大黒様に幸せが降り注いだというステキな話。現代は殺伐とした世の中ですが、大黒様のようにやさしい心を忘れず振る舞いたいものですね。
■出雲大社
【住所】島根県出雲市大社町杵築東195