奇跡すぎ!日本に土器が頻出するのは世界有数。散りばめられた多くの偶然とは
日本には縄文土器や弥生土器など貴重な遺産が数多く出土し、保管されています。
そのどれもが数百年以上もの長い歴史を越えて現代で発見されているため、貴重であることは容易に想像できるでしょう。
しかし、「どうして凄いものなのか」についてハッキリと答えられる方は少ないかもしれません。
今回は、これだけ多くの土器が日本に頻出する理由に散りばめられた多くの偶然について紹介します。
土器が頻出!世界的にも珍しい国
日本は土器や貝塚、古墳など過去の文明遺産が頻繁に見つかっています。ですが、こういった遺産は諸外国では滅多に発見されるものではないのです。
これには、いくつかの要因が挙げられます。
たとえば、日本が世界有数の島国であること。
また、他国からの侵攻を受けたり、植民地化されたりしたこともありません。
そのため、遺産を奪われたり破壊されたりしていないことも大きいでしょう。
古代の中国では新・皇帝の就任が決まった際に前・皇帝の遺産を破壊していたそうですが、こういった文化が日本になかったことも影響しているといわれています。
盗賊は古代ロマンに興味なし
余談ですが、日本の戦国~江戸時代ごろには極悪非道な盗賊が存在していました。
彼らは金目のものを奪ったり、若い娘をさらったりやりたい放題。
しかし、そんな盗賊たちは、お金になるものにしか興味がなかったのでしょう。
古代のロマンが詰まった土器や古墳には興味を示さず手を出さなかったのです。
複雑ではありますが、文明遺産が美しい状態で残されていたことは盗賊たちに感謝すべきかもしれませんね(笑)