道明寺製は赤坂店限定!100年以上愛されている長命寺の「桜餅」どちらも甲乙つけがたい老舗の春
約五世紀の歴史を紡いできた和菓子界の重鎮ともいえる存在のひとつ「虎屋」さん。
ご贈答用の羊羹だけではなく、季節の生菓子もおいしいお店です。
今回ご紹介する焼き皮の桜餅は1918年から販売されているそうで、かれこれ100年以上の間愛されている春限定のロングセラー商品。
そして忘れてはならない、虎屋さんの特徴のひとつといえば、御前餡。御前餡とは、虎屋さん謹製のこしあんのことです。
今回は焼き皮の桜餅と、赤坂店をはじめとする店舗限定の道明寺製の桜餅の二種類をご紹介。
うっすらとした焼き皮の「桜餅」ながらも、微かな弾力ともちっとした歯ごたえは寒梅粉の効果でしょうか。楚々とした味わいの中に凛とした主張を忘れないのが虎屋さんの御前餡。玉のような艶と輝き、潤い。小豆の風味を残しつつ、適度な強かさときめの細やかさが両立するこしあんは虎屋さんならでは。
関東地方の店舗では、4月10日までの販売予定となっております。
3月25日から4月20日まで、赤坂店で販売される道明寺の桜餅「桜餅・紅」。通常は焼き皮のさくら餅ですが、限定や店舗限定販売で道明寺製も味わえるんです。
非常にきめ細やかな道明寺粉はもちもちと滑らかながらも弾力に富み、すっきりとしながらも濃密な御前餡とよく合います。塩漬けの桜の葉は肉厚ですが柔らかく、一緒に美味しくいただけます。都内では比較的塩気が控えめなタイプかもしれません。
虎屋さんは百貨店にも店舗を構えていますが、毎月赤坂店限定の和菓子が販売されています。こちらをお目当に来店する方も沢山いらっしゃいますね。
ホームページから販売スケジュールや店舗の確認ができるので、お求め前には要チェックですね。百貨店のテナント等、販売されていない場所もあるのでご注意を。
ちらっとホームページを拝見したら、もう「粽」の文字が…季節の移ろいは早いものですね。