愛知県名古屋市昭和区にお店を構える「山田餅本店」さん。昭和2年創業後、近隣の都市開発等により何度か移転をなさりながら、まもなく100年を迎える老舗です。

近隣は大学病院や博物館、マンションなどの大きな建物と、昔ながらの店舗が点在している観光地からは一歩離れたエリアに立地していますが、名古屋意外にもその美味しいお菓子のファンが沢山。

周辺の環境は絶えず変化していきますが、山田餅本店さんの変わらぬ美味しさと安らぎは世代を超えて、家族団欒のひと時に温もりを添えていらっしゃることがうかがえますね。

今回は、先日新宿高島屋さんにて開催された名古屋直行便にて予約・購入いたしました、「古代米おはぎ （ずんだ餡）」をご紹介します。

開封した瞬間、氷餅と古代米の豊かなお米の香りに鼻腔が満たされます。一般的なあんこを纏ったおはぎではまず味わえないこの感覚に、ほっとしつつ食欲を刺激されて。

そして氷餅、古代米、ずんだ餡の色合いの鮮やかで美しいこと！東北出身の自分としては、ずんだ餡に馴染みがあるつもりでおりましたが、記憶を辿るとどちらかというとずんだ餡に覆われたものが多かった印象が。ずんだ餅をはじめとする印象が強いのでしょうね。

ですので、中に包まれているというのはなかなかお目にかかれず。あったとしても、おはぎではなくお饅頭や大福といった和菓子が多く見受けられる印象です。

適度に青みかかった香ばしさがのずんだ餡が、古代米入りのお餅と相まって美味しいこと。

正直、名古屋でずんだ餡…？という興味から購入したのですが、こちらはイチオシ。

氷餅でおめかししているところも含めて、新しいのに懐かしい味わいでした。

都内ではなかなかお目にかかれませんが、JR名古屋高島屋さん地下1階・銘菓百選にて季節の和菓子や鬼まんじゅうといった定番商品が発売されていることもありますので、機会があればぜひ。

お茶を購入して、新幹線の中でおやつやお食事にいただくのもおつなものですね。