可愛すぎるお猿さんにはほろ苦キャラメル餡と胡桃入り!「日光葵三猿もなか」は贈る相手を選ばない優秀土産
これから新緑の季節へと意匠チェンジをする山々に、可憐な桜の儚さへ名残惜しさを覚えつつも鮮やかに咲き乱れるツツジの美しさもまた待ち遠しいと思ってしまうのは浮気性といわれてしまうのでしょうか。都合の良さもまた、その時だけの季節の色彩を楽しむ大事な要素だと思うのです。
爽やかな春風に頬を撫でられながら街歩きやハイキング、ピクニックを楽しむに相応しい卯月と皐月に相応しい観光地のひとつとして、個人的に推したいのが日光。
東武日光駅から日光東照宮まで日光街道をてくてく歩いていくと、お食事処やお土産処だけではなく和菓子屋さんも沢山!江戸時代は茶屋通りと呼ばれるほどお茶屋をはじめ旅人の疲れを癒すお店で大変賑わっていたのだとか。
その中のひとつ、創業1937年「日昇堂」さんは日光東照宮御用達の和菓子屋さん。観光地のど真ん中で生業を営むお店として、和菓子の手法を取り入れた洋菓子の開発など、時代の変化に柔軟に対応しながらより沢山の方々にてにとってもらえるようなお菓子作りに日々精進なさっているお店です。
今回は、洋菓子のテイストを盛り込んだいかにも日光らしいお土産「日光葵 三猿もなか」をご紹介。
開封する前から、頬と目尻の力が抜けてしまいそうな愛らしさ。なんて可愛らしいのでしょう!ころんと厚みのあるお猿さんの最中種は、なかなかのずっしり感。
ばりばりっと厚手の最中種の歯ごたえと耳の奥に響く音を楽しむと、なにやらざくっとした歯応えの刺激が再び到来。惜しげもなくなったぷりの胡桃が入っているのは、キャラメルクリームを合わせた白餡!白餡のぽってりとしたまろやかな甘味が、キャラメルクリームのコクやほんのりビターな味わいに丸みを持たせ、クッキーなどとは異なる最中種の香ばしさとぴったりマッチ。
意外と甘さが控え目なので、くるみとキャラメルの香ばしさとほろ苦さの存在感が飽きの来ない奥行をもたらしてくれます。
くるみとキャラメルソース入りの餡子だけいただいても美味しい…
最中といいつつも、かなり洋菓子に近いような味わい。それでいて和菓子屋さんだからこそ白餡とのバランスが考慮されたお菓子と言えるのではないでしょうか。
大人も子供も一緒になって思わず笑顔になれるような可愛らしい最中は、海外の方にもおすすめできそうな見た目ですね!お日保ちが製造日より90日というのも、旅行帰りにバタバタせずに済むので有難い。
さて、お茶にしようか珈琲にしようか…どちらにも合うので、それもまた楽しい悩み。
最後までご覧いただきありがとうございました。
<元祖日昇堂日光本店>
公式サイト(外部リンク)
栃木県日光市上鉢石町1038-1
0288-53-0534
11時~16時
不定休