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毎月10日と20日はかなりお得「虎の巻」で伊勢市のういろ専門店の限定生ういろを贅沢なハーフ&ハーフで

柳谷ナオ和菓子ソムリエ・ライター

5月の大型連休に足を運びたいと思うエリアのひとつが、三重県伊勢市。若い青葉が奏でる葉音に耳を傾けながら、伊勢神宮への参道を歩き数々の餅菓子をいただく…結局は和菓子メインになってしまうのですが、ついつい旅行サイトやメディアを眺めながら思いを馳せてしまう桜も散りゆく今日この頃。

赤福にはじまるあんことお餅の餅菓子に目が向きがちですが、実は地元の人たちをはじめ関西や関東を中心にファンをもつとある和菓子の専門店があるのです。

トレードマークの虎さんが馴染んでます
トレードマークの虎さんが馴染んでます

まるで教科書のようなパッケージ
まるで教科書のようなパッケージ

創業大正12年、和菓子屋さんとして暖簾を掲げたお店は、昭和13年に「虎屋ういろ」として、ういろ専門店に変化。もち米や商品によっては本わらび粉と小麦粉をあわせた生地を蒸し上げていくのですが、これがまた独特かつ唯一無二といっても過言ではないういろなのです。

菜の花のういろ&桜葉もちのういろ
菜の花のういろ&桜葉もちのういろ

その中でも、月に2回訪れる虎屋ういろさんのとってもお得な日にのみ販売される限定品「虎の巻」をご紹介。

虎の巻きは、通常のハーフサイズのういろ(約9cm程)が二種類楽しめ、尚且つ季節限定のお味というとってもレアな商品。店舗によってはお昼ごろに完売してしまうところもあるのだとか。今回は4月の二種類。

菜の花のういろ
菜の花のういろ

散りばめられている小豆は丹波大納言
散りばめられている小豆は丹波大納言

「菜の花のういろ」は、わらび粉と小麦粉をあわせたプルンと軽やかなういろ。温もり漂う緑色と鮮やかな黄色二色のういろは、まるで満開の菜の花畑を彷彿とさせるよう。緑色のういろは、伊勢市の特産品でもある伊勢茶。黄色いういろには、元気が出るような山吹色の栗の甘露煮がたっぷり散らされています。また、アクセントの丹波大納言が菜の花に誘われたてんとうむしのようにも見えます。

栗の甘露煮がたっぷり!
栗の甘露煮がたっぷり!

あっさりとしていて甘味がしっかりと感じられるういろは、個人的にはせっかくならもう少し伊勢茶の旨味や苦味を味わいたかったかなというところ。とはいえ、栗の甘露煮のしっかりと染み込んだ蜜の甘さが付かれた体には染みていきそうです。ほくほくとした栗の甘露煮と丹波大納言が食感に華を添えてくれているよう。

桜葉もちのういろ
桜葉もちのういろ

一見大胆にもみえる糯米ですが、これがまたナイスなバランス
一見大胆にもみえる糯米ですが、これがまたナイスなバランス

斬新な三層構造の「桜葉もちのういろ」は、個人的にとってもヒット!と申しますのも、一見すると粒粒の食感と滑らかなういろは喧嘩してしまうのではないかと思っていましたが、全くそんなことはなくしっかりと粘り気と滑らかさを湛えた糯米です。

小豆こし餡の瑞々しいういろと、むにんとした桜色のういろはとっても柔和な口当たり。まろやか、とはまた異なるのですが、角の無いふんわりとしたでんぷんの甘味を満喫させてくれるだけではなく、中央に挟んである大島産桜の葉の粉末入り糯米をしっかりホールドしているため一体感も抜群。

全体的にあっさりしていて、ぺろりと食べきってしまいそう
全体的にあっさりしていて、ぺろりと食べきってしまいそう

優雅な芳香と糯米の旨味がストレートに飛び込んでくるのですが、上下のういろが緩和してくれるおかげで単調にならず上品な仕上がりに。仄かな塩気に後押しされて、どんどん進みます。

通常サイズの半分の大きさ(9.5cm程)が日本入っています
通常サイズの半分の大きさ(9.5cm程)が日本入っています

教科書のような包装もまた可愛らしいんですよね!毎月の楽しみになさっているファンが多いというのも納得の虎の巻でした。

最後までご覧いただきありがとうございました。
柳谷ナオ

<虎屋ういろ・本店>
公式サイト(外部リンク)
三重県伊勢市宮後2-2-8
0596-23-5005
9時~18時
不定休

和菓子ソムリエ・ライター

■年間400種を優に超える和菓子を頂く和菓子ソムリエ&ライター。美味しさだけではなく、職人さんやお店、その土地の魅力をいかに伝えるかに重きを置いて執筆中! ■製菓衛生士免許所持・製造・販売・百貨店勤務経験有 ■和菓子・お取り寄せ・お土産・アンテナショップ・都内物産展&催事・和菓子とお酒&珈琲&ノンアルコールとのペアリングなどの執筆や取材、監修を得意としています。

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