【猫バンバン】寒くなった今、注意したい車の猫よけ対策
突然ですが、この猫は2年前、私が整備士をしていた時に撮影したものです。
エンジンルームのファンモーターの中に体が巻き込まれ、かわいい子猫が動けなくなっていました。
一時はどうなることかと思いましたが、車の持ち主に状況を説明し、ファンモーターを外して救出することに成功しました!
その後、後輩が引き取ってくれてすっかり回復したのはもちろん、 今では元気いっぱいで手がつけられないみたいです。
現在の写真ももらいました!
今回は、車に乗る前に鳴き声で気付いたので無事救出できましたが、もしドライバーが気付かず、そのまま発車したらどうなってしまうのでしょう?
どんどん熱くなる、回転するファンなどがあるエンジンルームに取り残された猫…
想像するだけで怖いですよね。
いったいなぜ猫などの小動物は、車の下やエンジンルームに入り込むのでしょうか?
猫がエンジンルームが好きな理由は?
猫がエンジンルームが好きなのは、「暖かい場所」や「狭い場所」が好きだからです。
エンジンが止まった直後のエンジンルームはとても暖かく、雨風も入りにくいので猫にとっては居心地抜群です。
暗く狭い空間で、駐車場は人の往来も多くありません。
警戒心の強い猫にとって、安心できる条件がそろっています。
侵入を防ぐための対策は?
エンジンルームやアンダーカバーに入り込んだ猫にドライバーが気付くことは、かなり難しいです。
そこで、私からのお願いです。
家の周りに猫が多い、駐車場で猫を見かけたことがある人は、ぜひ下記を実施してください。
猫バンバン
猫バンバンとは、駐車している車に近づいたときにボンネットをバンバンと叩く方法です。
警戒心の強い猫は、この音に驚いてクルマから離れたり、鳴き声をあげたりするかもしれませんので耳を澄ませてください。
車を叩くのに抵抗がある人は、エンジンをかける前にクラクションを鳴らすのもおすすめです。
お願い
今回は、全車ユーザーさんに動物の大切な命を守るための注意喚起として記事を書かせていただきました。
本来、車は乗る前に日常点検でボンネットを開けるのでその時に気付くはずです。
でも実際には忙しく、日常点検ができない人も多いでしょう。
最低限、今回お願いした「猫バンバン」をして一匹でも多くの動物を助けてあげましょう。
余談
最後に、私が10年間整備士として働いてきて、車の中で見つけた動物を紹介します。
パッと思いつくだけでも、猫、イタチ、モグラ、カブトムシ、ウシガエル、モグラ カラスなどです。
ボンネットに足跡のない車の方が少ないくらい、車には小動物が入ります。
バッテリーの上に糞があったり、アンダーカバーを開けて謎の骨があったりしたら要注意ですよ!