【市川市】国道14号に突然現れる竹やぶの謎を調べてみた
国道14号線を東京方面に向かうと、本八幡駅付近で左手に突然謎の竹やぶが現れます。
歩道橋から俯瞰してみると、この一角だけ竹やぶになっており、ちょっと周りとは明らかに違う雰囲気を醸し出しております。
向かいには市役所もあり、駅にも近いこの場所になぜ竹やぶが残っているのでしょうか?
実はここが「不知八幡森(しらずやわたのもり)」なんです。地元では「八幡の藪知らず」という通称で呼ぶこともおおい竹やぶです。
この看板によると、江戸時代に書かれた地誌や紀行文に多く書かれ「一度入ったら出てこれないい」「入れば必ず祟りがある」と言われていた場所で、全国的に知られていた場所だったそうです。
少しでも昔の人たちの体験に寄り添うために夜にも訪れてみました。
いまでは国道14号に面しているので比較的明るい場所にあるのですが、それでもこの竹やぶの奥までは光があまり差し込みません。現代でもこういった状況ですから、江戸時代の方が畏れていたのもわかる気がします。
現在は凹状に囲われた「藪囲いの外側」に不知森神社もあり、参拝することも可能です。
また、周りには市役所内のカフェや新しくオープンしたケーキ店、葛飾八幡宮などがあますので、散策コースとしてもおすすめです。ぜひ機会がありましたら、「八幡の藪知らず」に訪れて、歴史を感じてみてくださいね。