学芸員の資格をとるために勉強中の私は、今年度は、札幌市内の歴史的建造物を積極的に見学しています。今回行ってきたのは豊平館。普段の開館時間は、9時から17時までですが、6月14・15・16日の札幌まつりにあわせて、この3日間は、17時から20時までの時間は、無料開館しています。

　この夜間無料開館のお知らせを見て、知った出来事なんですが、私が近所に住んでいるときは、いつ行っても入館料は無料でした。有料（大人300円）になっていたことを知りませんでした。仕事の都合で、夜間無料開館の時間には行けないので、夜間無料開館期間ではありますが、有料時間の昼に久しぶりに行ってきました。

　行って気づいたのが、正面玄関の部分に柵があるではございませんか。かつては、正面玄関から入場していました。友人の結婚式でも豊平館に行ったことが2度ありますが、今は交流施設としてリニューアルオープンしていて、少人数の結婚式だけで、大人数での結婚式というのはやっていないようです。

どこから入るようになっているのかというと、正面玄関の右手を道なりに行くと看板が出ています。

ちょうど豊平館の裏側に新しい建物ができていまして、そこから入場するようになっていました。私は、この建物ができていたことを知らなかったんです。

　ということで、豊平館の2012年から2016年3月まで行われていた改修工事の期間中に中島公園の近所から、札幌市内の別な場所へ引っ越しをしてしまった私は、リニューアル後には見学に来ていなかったことが自分でわかった状態です。リニューアルとともに有料になったそうです。

　入館料は300円ですが、年間パスポートは500円。1度だけではなく、2回行くことを考えたら、年間パスポートがどう考えてもお得です。今年度は仕事場も近いのと、カレーが美味しいと評判の喫茶が好きだったということもありまして、年間パスポートを買うことにしました。

　10時から16時までは、豊平館ボランティアのガイドツアーも実施しているようです。ガイドツアーは随時行っているとのことですが、他の方たちのガイドをしている際には、途中からでも、合流参加も可能とのこと。今回は、時間がなかったので、駆け足見学してしまったので、次回お願いしようと思っています。

　自分ひとりで見学する場合も、明治時代の様子をタブレットを使ったAR体験ができたり、映像案内があったりもするので、駆け足見学だと、全部は見れない状態の内容に生まれ変わっていました。

　豊平館の歴史については、映像での説明がとてもわかりやすかったです。

改修工事の様子も映像で見られるようになっていました。

　入っても、見るものがあまりなかったはずの豊平館が、見るものが多すぎて、駆け足見学がもったいない状態になってしたので、ずいぶん前に見に行ったことがあるという方も、もう一度見に行ってもらいたいと思いました。なので、札幌まつりに合わせた夜間無料開館は、絶対チャンスです。

　ところで、豊平館に来たときの私の主目的は、カレーを食べることです。以前は、入館料が無料だったので、寄りやすかったのが、有料になってしまって、喫茶に入るのも入館料がかかります。喫茶はひとりでやられているということで、札幌まつりの期間中も、通常営業時間のみで、夜間無料開放の時間は営業しないとのことです。

　カレーが売り切れになっているではございませんか!!しかし、マンスリーカレーというのがあって、鶏キーマカレーの提供はあり、ひと安心。どんなカレーも絶対美味しいに決まっているんです。（笑）

　飲み物の価格が490円で、★マークがついていますが、入館料金の形態として、入館料300円と飲み物がセットになったお得な喫茶セット600円というのもあります。なので、時間に余裕があれば、年間パスポート500円もお得ですが、飲み物セット600円もお得です。

　やっぱり、美味しいカレーです。喫茶ハルニレの営業時間は、11時から15時ですので、ぜひとも味わっていただきたいです。しかも、担当の方がフレンドリーなのと、気遣いくださる方でして、一人で行ったので、ふたりがけのテーブルにいたのですが、食べようと思ったらテーブルが低くて食べにくいと思っていたら、こちらのほうが食べやすいですよと4人がけのテーブル席を案内してくださいました。なにげない出来事ですが、とても嬉しかったです。喫茶ハルニレは夜間無料開館の時間は営業していないので、やっている時間にも、ぜひ行ってみてくださいね。

　夜間無料開館については、喫茶ハルニレの方も、喫茶は営業していないけど、ライトアップも綺麗なのと、昼とはまた違った良さがあるので、機会があれば、ぜひ見てもらいたいとおっしゃっていました。

札幌まつりにあわせた夜間無料開館は、6月14・15・16日　17時から20時までです。