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軽自動車を中古で購入するときに、気をつけるべきこと!中古屋さんに行って聞いてきた!

矢田部明子自動車ライター

はじめに

良いクルマを少しでも安く買いたい!と思っている方は多いはず。かくいう私もそのうちの1人で、軽自動車購入を検討したときは、ネットや雑誌の中古車情報を1日中見て比べました。型式や走行距離が事細かに記載されているのですが……

結局どれを買ったらいいの?ありすぎて、迷う。

でした。ということで、今回は「本当に買いな軽自動車の条件」についてご紹介します。記事では基本的なことを、動画ではもっと詳しく紹介しています。記事とあわせてご覧ください。

中古車を購入するときに気をつけること!(YouTube 矢田部明子のガレージライフより)

ネットオークションや中古車専門店など、中古車を購入する方法は人それぞれです。値段もバラバラで、一体どれを選んだらいいの?と悩んでいる方は多いはず。実は私もそうでした!私の周りには、ネットオークションで中古車を購入し、掲載されている情報と実際の情報が違って泣く泣く手放したという友人もいます。このようなことにならないために、押さえておきたいポイントを中古車販売のプロに聞きました。

株式会社ミユキ マイカーセンターに行ってきたよ!

お話を聞いたのは、磯子区にある中古車&新古車販売の「株式会社ミユキ」店長の「作田さん」。創業40年で、自動車メーカーの枠を超えて数多くのクルマを取り扱い、車種ごとの特徴や使い勝手を充分把握したうえで、ご要望に合わせた1台をご提案してくれるショップです。

店長の作田さん。ノーアポで取材させて下さいと伺ったのに、快く引き受けて下さった心の広い店でもあります!(本当にありがとうございます)
店長の作田さん。ノーアポで取材させて下さいと伺ったのに、快く引き受けて下さった心の広い店でもあります!(本当にありがとうございます)

記念すべき第1回目は、最低限知っておきたい知識を教えてくれました。まずは、中古車について知っておいた方が良いことを聞きました↓

その① 値段について

軽スーパーハイトワゴンは人気のクルマだけに、中古車市場でもそれほど値段が下がらないのが特徴です。走行距離などや車両の状態にもよりますが、5年間くらい乗ると新車価格の半分くらいの値段まで落ちるというイメージを持つと良いそうです。一概には言えませんが、極端に安すぎるクルマは修復歴があったり、諸経費(整備代、名義変更代、車庫証明の印紙代など)が沢山かかってしまうこともあるので注意が必要です。

車両代と、諸経費込の乗り出し価格がしっかり明記されている中古車を選ぶことをオススメします。

その② オプションなどが沢山ついたクルマも狙い目

大画面ナビなど、利便性がグッと上がるオプションの付いた個体を狙うのも◎とのこと。取材時に用意して頂いた車両がN-BOX Modulo Xだったのですが、専用パーツが沢山装着されていて、車両本体価格が119万円と新車で購入するよりも70万円近く安く購入することができます。新車で購入するときは、予算的に付けられなかったオプションも、中古車だと予算内に収まるというわけです。ちなみに、作田さんは高速道路の運転も楽々な「ターボ仕様車」をオススメします!とのことでした。

その③ ぶっちゃけ運もある

極論になってしまいますが、運にも左右されることがあるとのことでした。例えば、たまたま安く手に入ればその分車両価格を抑えて販売することが出来ますし、自分の欲しいグレードの個体に出会えるかはタイミングにもよるからです。

購入スパンを長期間でみて、こまめに販売状況をチェックするのがGoodです。

それでは続きまして、中古車を購入する上で気をつけるべき点を聞きました↓

その① 古いクルマなので、最新機能が付いているとは限らない!

基本的に新古車以外は、1世代前のモデルがラインナップされていることが多いので、カタログに載っている機能が全て搭載されているとは限りません。例えば、新型N-BOXには車内の移動&スペースを有効活用出来る「スーパースライドシート」が搭載されているのですが、旧型にはグレードによっても搭載されていません。中古車の場合は、最新の機能が搭載されていない場合もあるので型式をよくチェックしましょう。

その② 安全性能は?

また、安全性能に関しても10年前と比較すると向上しているので、衝突安全性能や予防安全性能がどれくらい付いているのかも把握しておくのがベストです。

その③ 外装

現車を見て購入する場合は、ボディに傷がないか確認もしましょう。作田さんオススメの確認方法としては、角度をつけて見ることです。ボディに写っている景色が歪んでいれば凹んでいるということですし、光の角度で小さな傷も見つけやすくなるそうです。

その④ 内装

内装は、必ずシートをはがして汚れなどがないかチェックしましょう。フロアマットを外したら、こんな所に穴が……ということがあっては嫌ですよね。

以上のことをふまえつつ、作田さんに狙い目の軽自動車を教えてもらいました↓

走行距離が5万km以下であること

車種によって変わってきますが、型式は5~7年落ち以内。

この2つをクリアしていると、車両価格も下がりはじめている&クルマの状態も悪くないケースが多いそうです。

ということで……

専門家の観点から、「本当に買いな軽自動車の条件」のポイントを教えて頂きました。ぜひ、参考にして下さると嬉しいです!

取材させて頂いた「株式会社ミユキ マイカーセンター」ホームページ

自動車ライター

幼い頃からガンダムが好きで、ロボットや車に興味を持つようになる。その後、工業高等専門学校に入学し、物質工学・機械工学など専門工学を学ぶ。現在は自動車雑誌など多くの媒体で執筆。愛車はランドクルーザー76でオフロードコースを走るのが趣味。

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