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やっぱり見たい!8月26日開催、秋田「大曲の花火」のチケットや宿を今からとれる?

やた香歩里花火鑑賞士な旅ライター

全国の花火の匠が集まる「全国花火競技大会」、通称「大曲の花火」がいよいよ2023年8月26日(土)に秋田県大仙市で開催されます!

各地の花火大会の話題を聞いて見に行きたくなった方、予定があって諦めていたけど急に都合がついた方、はたして今からでも見に行けるでしょうか?

全国花火競技大会「大曲の花火」とは?

「日本三大花火」の1つに数えられ、全国から28の煙火店が集まり競いあう花火競技大会です。優勝者には花火競技会最高峰の賞・内閣総理大臣賞が授与されます。

2022年 10号自由玉の部優勝 (株)マルゴー(山梨県)「聖なる光 〜ヒーリングシャワー〜」
2022年 10号自由玉の部優勝 (株)マルゴー(山梨県)「聖なる光 〜ヒーリングシャワー〜」

各煙火店の技術とセンスの粋を凝らした競技花火もさることながら、競技の合間に披露されるスポンサー花火なども魅力。特大スケールの大会提供花火など、全国屈指のスターマインは圧巻です。

2019年 大会提供花火
2019年 大会提供花火

チケットはとれる?

有料観覧席を購入するなら

今のところ当日券の販売については公式サイトに記載がないので、予定はないものと思われます。

ただ、現在もいくつかの席種をローソン・ミニストップの店頭Loppiにて販売しています。販売期間・販売席種は下記のとおりです。

【大曲の花火 有料観覧席】
販売期間:2023年8月26日(土)18:00まで
販売場所:全国のローソン・ミニストップの店頭Loppi
※インターネット販売は終了しています。
ペア席(ベンチ)(定員2名)12,000円
イス席(定員1名) 7,000円
カメラマン席 A(上段) 20,000円

売り切れ次第終了となりますが、8月24日18時頃の時点で、いずれの席もまだ販売されていました。ただし、カメラマン席Aは残りわずかと出ていました。

無料でも見られるよね?

観覧会場外からでももちろん見ることはできます。ただし、今は観覧会場をかなり広くとっているので、それ以外からとなると、かなり遠くからや斜めから、建物越しなどとなるので、落ち着いてゆっくり見るのは難しいかもしれません。

無料の穴場を紹介しているサイトもありますが、情報が古いこともあるので、よく内容を確認してからお出かけください。

新幹線はとれる?

「大曲の花火」の会場は、秋田新幹線・在来線の大曲駅から徒歩約30~40分。すなわち新幹線駅が最寄り駅なのですが、秋田新幹線「こまち」はすでに満席。

実のところ現段階でこれがかなり厳しいです。8月26日の東京→大曲の新幹線を調べると、始発からずっと満席になっています。もちろん、仙台や盛岡で降りる人もいますから、その間ずーっと満席なわけでもないと思いますし、今後キャンセルが出る可能性もありますが、8月24日20時時点では、出発地から大曲までの通しの指定席券をとるのは難しい状況になっています。

立席特急券を利用して「こまち」に乗る

秋田新幹線「こまち」は全車両指定席になっているので、自由席で行く、ということができません。ただし、「こまち」の場合は、満席になると「立席特急券(※)」が発売されるので、ずーっと立ってでもいい、あるいは仙台や盛岡など、比較的近いところから乗車されるのであれば、乗車自体は可能と思われます。

※立席特急券:全車指定席の新幹線で、満席時に販売される特急券。自由席特急券と違って、乗る列車を指定して購入しなければなりません。購入した便が混雑しているから見送って次の便に乗ろう…ということはできません。また、数量限定なので、混雑状況によっては購入できないこともあります。

時間がかかってもいいのなら、山形新幹線利用ルートも

「こまち」一本で行くのに比べるとかなり時間がかかりますが、首都圏から行くなら、山形新幹線で新庄駅まで行き、そこから奥羽本線で大曲に向かうルートもあります。たとえば下記のような乗り継ぎで行くことも可能です。

10:00 東京発 
 ↓ 山形新幹線つばさ133号 新庄行き
13:31 新庄駅着
13:37 新庄駅発
 ↓ 奥羽本線
15:21 大曲着

奥羽本線の本数が少ないので、乗り換え案内などで乗り継ぎ時間の短い便を確認しておく必要がありますが、スムーズに行けば約5時間半で大曲に到着できます。

山形新幹線は8月24日20時時点で「えきねっと」で検索した際には、まだ空席がありました。

奥羽本線の混雑具合が気がかりなところですが…新庄駅からずーっと大曲駅まで座れなかった、ということになると、「こまち」で立って行けばよかった、ということになりますし。

選択肢の1つとして考えていただければ。なお、東京→大曲まで「こまち」で行くより、多少安くなります。

(「こまち」で東京→大曲に行く場合:17350円、山形新幹線経由で大曲まで行く場合:乗車券(東京→大曲)8360円+特急券(東京→新庄)5850円=14210円)

駐車場はとれる?

大会実行委員会が管理している予約駐車場はすでに満車となっています。私設駐車場などもかなり予約でいっぱいになっているようなので、事前に停められそうな駐車場を確認してから向かってください。

当日は大規模な交通規制も行われるので、予備知識なく向かってしまうと、渋滞に巻き込まれてほとんど何も見られないままに帰ることになった…ということになりかねません。

当日の交通規制や、予想される道路状況など、大仙市の公式サイトにも掲載されていますので、しっかり確認してくださいね!

大仙市|「大曲の花火」車で行く・交通規制図 - 大曲の花火ポータルサイト

宿はとれる?

「大曲の花火」の終了時間は21時を回ります。車で向かう方は融通が利くと思いますが、新幹線などJRで向かう方は、終了後に大曲駅からJRで移動可能なエリアで宿泊する必要があると思います。

会場近くの宿は?

当然ながら、大曲駅周辺の宿は軒並み満室。直前キャンセルが出る可能性はあるかもしれませんが、それを期待するのはかなり厳しいと思います。

秋田駅・盛岡駅周辺をチェック

一時期は周辺駅の宿も満室でしたが、ぽつりぽつりとキャンセルが出ているようで、8月24日20時時点でOTAで確認したところ、秋田駅周辺、盛岡駅周辺はまだ予約可能な宿がいくつかありました。もちろん早い者勝ちなので、宿泊してでも行こうという方は急いで宿を押さえてください。

8月26日は深夜まで秋田駅行き、盛岡駅行きの新幹線・在来線が臨時増発されます。

なお、大曲駅から秋田駅までは、通常は新幹線で約30分、在来線で約50分。盛岡駅までは、新幹線で約60分、在来線で約120分です。ただし、花火大会当日の臨時便は所要時間にかなり幅があります。

Yahoo!トラベル:秋田駅周辺の8月26日の宿の状況

Yahoo!トラベル:盛岡駅周辺の8月26日の宿の状況

最後の手段、テレビでのんびり観賞

今から行くのはやっぱり大変だなあ、お金もかかるし…という方は、ぜひテレビでゆっくり観賞してみてください。

さすがに地上波での放送はありませんが、NHKのBS4Kでの放送が予定されています。実のところ、テレビ観賞はけっこうオススメ。というのも、NHK BSでは例年放送しているので、大会の進行も、どこからどんな花火が上がるのかもおおむね把握しているので、安定した放映を楽しむことができるのです。いろんな角度からの映像が流れることもありますし、花火の解説も入ります。涼しい部屋でのんびり観賞しながら、来年の計画を練るのも楽しいですよ。

なお、公式ライブ配信などの予定はないようです。

全国花火競技大会「大曲の花火」オフィシャルサイト

花火鑑賞士な旅ライター

宮崎生まれの大阪育ち。人生の約半分を京都で過ごし、現在は千葉在住。もとからの旅好きが、関東移住を機に花火にはまり、旅の目的に花火鑑賞が加わりました。遠くへの旅行も好きだけど、身近なお出かけも好き。どこかで見た素敵なものを、誰かに伝えたい。知って欲しい誰かと知りたい誰かを繋ぎたい。ビアテイスターで日本酒ナビゲーターで温泉ソムリエで花火鑑賞士な旅人。

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