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【東京都杉並区】待望だった西荻窪「神明通り」の朝市が復活する!

酔街草エディター・ライター(東京都杉並区)

神明通り・あさ市

JR西荻窪駅の南口からバス通りに出て3分ほど歩くと「神明(しんめい)通り」に到着する。歴史を遡ると、江戸初期に行われた新田開発に伴って整備された由緒ある通りだそうで、以前は「新田通り」や「北街道」とも呼ばれていたらしい。

宮前方向に横長に続く商店街で、軒先を連ねるというよりも適度な間隔で店舗が存在する、落ち着いた風情が自分は好きだ。

この「神明通り」で昭和50年(1975年)から続けられてきた息の長いイベントが『神明通り・あさ市』。半世紀近くの歴史があり、コロナ禍以前に休止があったのは、大型台風が東京を直撃した時のたった1度だけだったというから驚く。

その「あさ市」が10月15日(日)に復活を果たすことになった!!

以前は毎月第3日曜日の朝8時~11時に開催。西荻エリアで定期的に車両通行止めを行うイベントは、ここの朝市をおいて他にはない。今回は9時〜11時に時間を短縮され、西荻東銀座会の店舗のみでの開催なのだが、最近は若い経営者による個性的な店舗が目立つ商店街だけに今後の展開が楽しみだ。

余談になるが、西荻窪と言えば第2日曜日は「こけし屋」別館駐車場での朝市、第3日曜日は「神明通り」の朝市を冷やかしてからの「柳小路」昼市で昼呑み突入が恒例だった。

「こけし屋」は老朽化による建て替えで昨年から休業中だが、あさ市から昼市へと流れるパターンがようやく復活するとあって、待ちわびていた方も多いことだろう。

(写真は「西荻窪ノート」より)
(写真は「西荻窪ノート」より)

2020年3月から2021年12月までは、コロナの感染拡大防止のため休止。2022年1月16日に「新春あさ市」として約2年ぶりに開催したが、それ以後は再び休止していた。西荻民にとっては、まさに待ち焦がれていた復活なのである。

神明通りの中でも老舗の代表格が「三ツ矢酒店」(地図13)。自分も日本酒の品揃えの素晴らしさに魅了されて足繁く通うひとりである。日本酒好きなら必ず訪れて欲しい酒屋。

ことビル1階にある「西荻のことカフェ」
ことビル1階にある「西荻のことカフェ」

「あさ市」の時間内であれば、各店舗で買ったものを「西荻の ことビル」(地図6)の中に持ち込んで食べたり飲んだりすることができる。

焼きたての菓子が評判の「Sing(シング)」(地図5)。ギャラリーとしても使われたり、アコースティックライブも行うこともある落ち着いた雰囲気のカフェ。「あさ市」の当日は、残念ながら場所を移しての出店となるためクローズとなるが、機会をあらためて訪れてみたい。

開催場所:神明通り商店街

開催日時:10月15日(日) 9:00〜11:00(雨天決行)

住所:東京都杉並区西荻南2−24−15

主催・運営:西荻東銀座会

アクセス:JR中央・総武線西荻窪駅南口から徒歩で約3分

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エディター・ライター(東京都杉並区)

中央線沿線の街並みとお酒をこよなく愛する、元・雑誌編集者です。長年に渡って杉並区の荻窪に在住。居酒屋をはじめ、グルメに関する話題・スポットを中心に、皆さんの役に立つ情報を発信して行きます。

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