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【ガンプラ改造】改造の全てはここからスタート!初めてのやすり掛け!

よじーずほびーるーむ(よじほび)ガンプラビルダー/動画クリエイター

皆さん、こんにちは!ガンプラビルダーYouTuberのよじほびです!
よじほび流のガンプラ改造方法を共有!

今回のテーマは・・・。

やすり掛け!!!

”ペーパー掛け””表面処理”なんて言ったりもしますが、やすりがけと言っても様々で、
切り離したパーツの切り口を綺麗に整えたり、パーツが成形される際に発生する凹みなどを消したり、そもそものパーツの形状を変えるのが目的だったり・・・。
改造のほとんどはこのやすり掛けという工程がメインと言っても過言ではありません!!

まず、必要なものをご紹介します。

・紙やすり
・スポンジやすり
・当て木
・両面テープ
・使わなくなった歯ブラシ
・マスク

紙やすり

タミヤ フィニッシングペーパー 細目セット
タミヤ フィニッシングペーパー 細目セット

よじほびよく使うのは600番〜1000番。
ガッツリ削ったりする場合は400番から使用しています。
番手は数字が大きくなるにつれて表面が細かくなり、逆に数字が小さくなるほど荒くなります。
表面をピカピカにしたい!なんて場合は1500番を使って水研ぎします。

スポンジやすり

ゴッドハンド 神ヤス!5mm厚 3種類セット
ゴッドハンド 神ヤス!5mm厚 3種類セット

番手は紙やすりと同じく600番〜1000番で用意しています。
曲面にはスポンジが使われているやすりが大活躍します!
また、目詰まりしたら水洗いで再利用できるというのも便利なポイント♪

当て木

ゴッドハンド FFボードアクリル 113mm×15mm×5mm (5本セット)
ゴッドハンド FFボードアクリル 113mm×15mm×5mm (5本セット)

平たい板にやすりを貼って使うことで、ロボットらしいシャープで角ばった印象はそのままで作業ができる便利アイテム!

平たい板であれば、様々なもので代用が出来ます。
上の写真は100均に売られている仕切り板を切ったものにやすりを貼ったものです。
それこそ初めて改造した頃なんかは割り箸で代用なんかもしてました(笑)

両面テープ

ニトムズ はがせる両面テープ  15mm × 10m × 0.16mm
ニトムズ はがせる両面テープ 15mm × 10m × 0.16mm

当て木にやすりを貼ったりするのに使います。
いろんなタイプの両面テープが存在しますが、薄いタイプを選ぶといいかと思います!

使わなくなった歯ブラシ

作業時に出る粉を払うのに使います。
極細毛タイプの歯ブラシであれば細い線にも入り込んで綺麗にできるのでなお良し♪
この歯ブラシはプラモデル専用で購入したものです。

マスク

プラスチックを削ると細かな粉が舞い上がります。
吸いこまないようにマスクは着用して作業しましょう♪

こんな感じで作業に必要なアイテムを紹介してきましたが、いずれも模型店はもちろん当て木に関しては代用できるものが100均やホームセンターなどでも手に入ります。

やすり掛けをするポイントは?

代表的なやすり掛けポイントは下記の通り♪
・ゲート跡
・ヒケ
・パーティングライン

ゲート跡

ランナーから切り離した時にこのような出っ張りが残ったりしますが、これをゲート跡と言います。
組み立ての時にパーツに干渉してしまうこともありますし、目にみえるところにあると目立ってしまうもの。
ニッパーで切る時にすこーし残して徐々に削っていくようにすると綺麗に取り除けます♪

ヒケ

ヒケを分かりやすくするために400番でやすり掛けしてあります。
ヒケを分かりやすくするために400番でやすり掛けしてあります。

成形した際に発生する凹み。
光のあたり具合では目立つのですが、これもやすりがけで目立たなくできます。
ただ、深いものだと削っていくうちに周囲のディティールも一緒に削ってしまうことがあるので注意が必要です。

パーティングライン

これもまた成形時に発生します。
ヒケとは違い、出っ張っている分目立ちますし度合いによっては触ってわかるのも特徴です。

やすり掛けの手順

ではここからはよじほび流のゲート処理を解説してみます。

まずはゲートのカットから。
この時にニッパーで全部カットしてしまっても問題ないですが、えぐれてしまうと削る以外の工程が必要になったりしますので、少し残してから削るようにしています。

残ったゲートを400番でガリガリと削っていきます。

ゲートが削りきれたら600番に持ち替えてゲート周辺をやすり掛けしていきます。
パーツの面にやすりがしっかり密着していることを意識しながら、上下にではなく一方向にまっすぐゆっくりとやすりを掛けていきます。

塗装の際に影響が出てきますので、表面の削りかすはこまめにブラッシングします。

指で触ってみたりして、ゲートの出っ張りをチェックします。
しっかり平らになっていればOK♪
同じ箇所にピシッとパーティングラインも出ていましたので、こちらも同じ要領で削っていきます。

最後に1000番に持ち替えてヤスリ跡が目立たなくなるように削ります。
先ほど削った方向から向きを変えて削ることでより綺麗に仕上がります。

削り終わったパーツがこちら♪
ゲートがあったところは樹脂の流れた跡が濃い色として残っていますが、ゲートの出っ張りもなく平滑になりました。
塗装なども併せればこの残った跡も綺麗に無くなります!

完璧にやすり跡を消すのは難しいですが、塗装やトップコートを仕上げに吹くことである程度カバーもできます♪

★まとめ!

・やすりの面全体がパーツに対してしっかり密着されていることを意識する。
・上下にやするのではなく、1方向にまっすぐゆっくりと!
・番手を変える時に削る方向を変えると綺麗に仕上がる!
・仕上げのトップコートである程度カバーはできる!

注意点としては削りすぎてパーツの形が変わってしまうことや、やすりをかける箇所の近くにあるディテールやパネルラインが消えて無くなってしまうこともありますので、慎重にゆっくり作業していきましょう♪

いかがだったでしょうか?

初めてガンプラを改造するぞ!と思ったはいいけど何からしていいか分からない!
なんて方も多いかと思われますので、今回は簡単な入門編ということで”やすり掛け”をテーマにお送りいたしました。
全てを完璧に処理するのは難しいので、ゲートの削り忘れの1つや2つぐらいある方が味もあっていいのかもしれませんね!
改造をする場合は”完成させる”という事が重要になってくるかと思いますので、その目標に向けてある程度妥協もしつつ理想に近づけていきたいところ!

ぜひ皆さんもやすりがけをマスターして、より楽しいプラモデルライフを共に送っていきましょう!

それでは次回の更新でお会いしましょう。

SEE YAH !!!!!

ガンプラビルダー/動画クリエイター

ガンプラ改造歴3年目のガンプラビルダー。どうすればさらに作品をカッコよくできるか日々試行錯誤中。ガンプラ改造の様子をYouTubeにも投稿しております。

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