小学校の入学準備で失敗しがちなこと3選

元教師/子育て・教育系ライター

2023/2/9(木) 10:35

もうすぐ卒業・入学シーズンに突入します。そんな中、小学校の入学準備を始めている方も多いのではないでしょうか。実は、小学校の入学準備では数々の失敗をして、後悔するママさんも多いようです。そこで今回は、「小学校の入学準備で失敗しがちなこと」を以下にまとめました。

小学校の入学準備で失敗しがちなこと3選

まずは、小学校の入学準備で失敗しがちなこと3選をご紹介します。

お金をかけすぎた
買ったものが学校で使えなかった
もっと学習させておけばよかった

入学準備での失敗例は多々ありますが、今回は特に重要度が高い3つに絞ってお話をしていきます。

小学校の入学準備で失敗しがちなこと①お金をかけすぎた

よくあるのは、学用品などに「必要以上にお金をかけすぎた」という話。もちろん、必要な物品は購入すべきですが、後から思い返すと「こんなにお金をかけるべきだったか？」と思ってしまうこともあるようです。

ランドセル

その代表と言えるのが「ランドセル」です。特に最近では、”ラン活”という言葉が一般的になったくらいランドセル選びに時間をかけるご家庭が増えてきました。

「6年間使うモノだからこそ、良いものを買おう！」

そう思って、予算以上にお金をかけてしまう例もあります。しかし、ランドセルは一番売れるシーズンを外せば30～50%OFFで買えることもあります。また、メーカーもたくさんあるため、

「同じような素材・機能でもっと安いものもあったのに……」

と後で気づくこともあるようです。

学用品

また、学用品でも失敗談がよく聞こえてきます。それは「すべて新しいものに買い替えてしまう」というパターンです。心機一転で小学校入学時に新しく買い揃えることも良いでしょう。しかし、これまで保育園や幼稚園で使ってきたものがまだ使える状態であれば、わざわざ新たに買わなくても良いのです。すべて新しくする必要はないため、使えるものは引き続き小学校でも使うということも検討すべきでしょう。必要以上の出費を抑えておくと、いざというときに使えるお金を備えておけます。経済状態によって、臨機応変に考えた方が良さそうですね。

小学校の入学準備で失敗しがちなこと②買ったものが学校で使えなかった

「小学校の入学準備は早めにしておこう！」

そう考える方もいますよね。

しかし、早すぎる準備は失敗のもとになります。実は、小学校によっては

キャラクターが描いてある文具はNG
学校指定の店で買う必要がある
学校指定のサイズやメーカーがある

といった感じで、厳しいルールを設けている場合があります。そのため、学校説明会などの前に早々と買ってしまうと

「せっかく買ったのに学校で使えなかった」

ということになってしまうのです。

小学校の入学準備で失敗しがちなこと③もっと学習させておけばよかった

小学校に入学する際には、いろんな保育園や幼稚園から子どもが集まってくることになります。そのため、これまで学んできたことはバラバラです。例えば、

自分の名前がひらがなで書ける
カタカナの読み書きができる
時計がよめる

といったことも、入学前にできる子・できない子がいます。しかし、小学校で習うことは4月から一斉スタートすると言っても、すでにできている子とそうでない子では、学習に差は出てきます。

「うちの子だけできない！」と焦ることも

何も準備せずに入学をしてしまうと、

「できないのはうちの子だけ？」

ということにもなりかねません。同じクラスの子がほとんどできることが自分だけできないというのは、子どもが劣等感を感じてしまうきっかけにもなります。必要以上に勉強させる必要はありませんが、子どもの発達に合わせてできそうなことは家で学習しておくと安心です。

通信教材やワーク・ドリルを使って準備を

何を勉強しておけば良いのか迷ってしまう場合は、進研ゼミの小学講座にて2～3月に活用できる「入学準備プログラム」を受講するのがおすすめです。また、通信教材は使いたくない、といった場合には

くもんのはじめてみましょう小学校の入学準備ドリル
学習ドリル小学校入学準備かずを覚える
日本一楽しい入学準備ドリル　うんこ入学準備ドリル

といったドリルを書店で買って、毎日少しずつ学習を進めてみると良いでしょう。

学習習慣をつけておく

入学前に勉強を始めることは「学習習慣を身につける」ことにもつながります。小学校では宿題も出るため、日々家庭での学習が必要となります。小学校に入ってから「机に向かうことから始めてみよう！」という段階だと少し遅いかもしれません。逆に、ある程度毎日机に向かうような習慣が身についていると、入学後に良いスタートがきれると言って良いでしょう。