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【初心者さん向け】ブルーや紫系で寄せ植えを作る時の組み合わせ術

寄せ植えチャンネル寄せ植えデザイナー

ブルーから紫系のお花は、爽やかで見ているだけでもリラックスしたり、癒されるカラーです。

今回は、そんなリラックス系の寄せ植え作品をご紹介します。

寄せ植えを作る時に引き立たせてくれる他の植物

寄せ植えをすると、色々な植物をいくつか取り揃えて、組み合わせます。
その時に、全てブルーや紫のお花ばかりですと、逆にごちゃごちゃしてしまい、お互いが見にくくなってしまいますね。
そんな時、メインのお花を特に引き立ててくれたり、相性の良い他のお花やグリーンも一緒にご紹介します。

色を優先して作る寄せ植え

特に初心者の方は、どんな植物をどう組み合わせていいか迷ってしまうと思います。
そんな時は、春でお花の色がいっぱいあるときだからこそ、

・メインは好きな色で選ぶ
・周りのお花は、メインに合わせて「草丈と色」に合わせてください。

ご自宅の環境に合った植物を見つけるためにも、色々なお花にチャレンジしてみてください!

まずは、好きなお花をメインにして、そこを中心に高さをみたり、色をみて、組み合わせます。

  • ブルー(紫)と白
  • ブルー(紫)とピンク
  • ブルー(紫)と黄色

例えば、こちらの寄せ植え↓

デルフィニウム(ブルー)、ペチュニア(紫・白)、インカルビレア、ロベリア(白)、ロータス・ブリムストーン、ロニセラ
デルフィニウム(ブルー)、ペチュニア(紫・白)、インカルビレア、ロベリア(白)、ロータス・ブリムストーン、ロニセラ

色はブルーと紫と白です。

実は、成長を考えると、ペチュニアを2株は、こんなに小さな容器にくっつけて植え込むと、あまり長くこのままでは楽しめません。

ペチュニアは、横に植物があるなぁ、と思うと上に上に伸び始め、ヒョロヒョロになって茎が細く、花も小さくなってしまいます。

そうならないためには、ある程度大きくなったら、このまま一回り大きいコンテナ(容器)に移し変えておくと、あと予定通り2〜3ヶ月そのままで楽しめます。

ちょっと手間のようですが、初心者の方は、「自分で判断しながら、失敗も少なく」というと、この方法が早く身につきます。

季節の変わり目を考えた寄せ植え

成長スピードは、大きく2つに分けます。

「速い」「遅い」です。

あとは季節によって、変わるので、季節によって覚えておきます。

  • 暖かい季節から寒い季節になるのか?
  • 寒い季節から暖かい季節になるのか?
  • 暖かい季節から暑い季節になるのか?

花選びに慣れてきたら次のような寄せ植えを作れるようにステップを進めます。

アネモネ、ビオラ、宿根ネメシア、イベリス、アイビー、ベアグラス
アネモネ、ビオラ、宿根ネメシア、イベリス、アイビー、ベアグラス

植物同士の成長スピードを活用した選び方

この寄せ植えは、冬に植え込んで、春3月ごろこの大きさになる季節で「寒い季節から暖かい季節」への寄せ植えです。

中心に植えたアネモネは、蒸れに弱く、成長旺盛な植物に囲まれていますが、どうしたら蒸れずに育てられるのか?

この時期からは、ここが課題になります。

「初めは土が見えるくらい植物同士の間隔をたっぷり空けて植えたのでは?」

または

「植え込みから1週間くらいしか経ってなくて、大きい苗を植えたのでは?」

と季節によっては、後者の場合も多く、それでも1ヶ月前後楽しめます。

ではこの寄せ植えは、植え込み直後は?

植え込み直後は、大き過ぎず小さ過ぎない普通サイズの苗で、植物同士の間隔はピッタリです。

ではどんな工夫がしてあるかというと?

まずは、【苗選び】でビオラや宿根ネメシアの成長旺盛な花の間に、

ベアグラスやアイビー、イベリスなど

容器が小さいとその容器の大きさに合わせて急成長しない植物を挟んでいます。

こちらは、育てる環境によっても成長旺盛な植物のスピードが変わるので、まずは育てて覚えるのが一番速い方法です。

そして植え込み方法も工夫をしています。

蒸れ防止の植え込み方法

容器の外側に寄せ植えを植え込む工夫です。

寄せ植えで一番多いのが苗が真ん中に集まってしまい、容器の縁側が土が見えてしまい、容器と植物が離れてしまうことです。

この状態ですと、たくさん植え込む寄せ植えの場合、真ん中が成長とともに蒸れるので、植え込みで工夫をします。

こちらは動画でご紹介しているので、こちらをご参考にしてみてください。

ネイビーとオレンジのファッション感覚で楽しむ寄せ植え〜【花言葉&育て方】の解説付き!

夏の時期には、成長旺盛なサフィニアのブルーや紫系、草丈の高いブルーサルビアやメドーセージ、ライラックなど、高さも色々出てきます!

メインの高さに合わせて、無理に雑誌や動画で見た植物を揃えるよりも、ナマモノなので、その場に一緒に売っている新鮮な植物で、色や成長度合いなどバランスを考えながら、臨機応変に選ぶご参考にしてみてください。

応用した色使い〜アクセントカラー

こちらの色合いは、

・ピンク ・紫 ・ブルー ・黄色 ・白

ペチュニアのハンギングバスケット
ペチュニアのハンギングバスケット

特に黄色は、紫〜ブルーの補色(反対色)で、ちょっとコツのいるアクセント方法です。

お花だけではなく、カラーリーフで斑入りの部分が黄色になっているツルニチニチソウやアイビー、ベアグラスl、テイカカズラなどで代用しても、葉の形が良いアクセントにもなります。

ルピナスのハンギングバスケット(アイビーの斑が黄色)
ルピナスのハンギングバスケット(アイビーの斑が黄色)

ルピナスのブルーを使ったハンギングバスケットには、シルバー(白)と組み合わせて、アクセントに黄色い斑が入ったリーフを少しだけ使っても良いです。

春から初夏〜夏と、徐々に暑くなっていくので、ブルーや紫系の寄せ植えが増えると思います。

蒸れ対策をすることで、より長く楽しめる寄せ植えのご参考にしてみてください。

寄せ植えデザイナー

寄せ植えデザイナーの西山恭枝です。寄せ植え講師として長くたくさんの方に教えている中で、多い悩みを元に簡単に解決できるような作り方をご紹介しています。コンテナガーデン、ハンギングバスケット、リースの植え方・デザインをお伝えします。手軽に楽しめるようにハンギングやリースも100均で手作りする方法もご紹介します。

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