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【那覇市】日常に寄り添う非日常、アートを身近に感じる壺屋ナイトマーケット。

You地域ニュースサイト号外NETライター(那覇市)
Image by Higefilms

以前こちらの記事でもご紹介したデザイン事務所兼ショップ「See Em Why K (シーエムワイケー)」が1周年記念も兼ねてイマーシブイベントと、夏に開催して好評だったナイトマーケットをコラボ開催されていたので、取材してきました。

18時30分オープンで、1時間経たずに歩くのも困難なほど多くの人で賑わっていました。エントランスの料金はかかりませんが、1ドリンクオーダー制です。受付をして中に入ります。

Image  by Sana
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中に入ると7台のプロジェクターを使用し、「沖縄アールデコ」をテーマに制作したアニメーションを配置しています。プロジェクターを使用しての視覚的な刺激と、アニメーションを使用した聴覚的な刺激が相まって全身でその非日常な空間に没入できます。いつも行くお店という日常が、非日常に変わるという不思議な体験をしました。

今回の空間音響の制作者はSRCFLP(ソースフリップ)さんです。幼少期からロサンゼルスで過ごし、カリフォルニア大学アーバイン校にてヒップホップ文化と社会格差について考究してきたとのことです。DJのキャリアを積み、視聴覚・現代アートを駆使した社会活動に多数参加し、 2020年よりMIT(マサチューセッツ工科大学)空間音響ラボ研究員に就任、空間音響の研究と普及に努めている方です。

会場は360度どこを見てもアーティスティックで美しく、独特な浮遊感を感じる音楽を感じ、まるで自分自身もそのアートの一部に溶け込んだかのような錯覚が起きます。

Image  by Sana
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グラフィックアートとプロジェクションマッピングを掛け合わせた芸術は、現代的でおしゃれです。こちらのアートはンラインショップでも購入可能なようです。

今回のイベントでは沖縄県内の素敵なショップがいくつも出店していたので、その一部をご紹介します。公設市場付近にお店を構える創業70年の「沖縄伝統菓子店ほかませいか」さんは、お店で出している沖縄伝統菓子や、レトロイラストレーター「Chelio」さんとのコラボレーションした商品等を出品していました。近年、ちんすこうは機械で作られることが多い中、ほかませいかさんはお爺様が彫刻刀で彫った木型を使用して手作りしているとのことです。ひとつひとつ大きさも違い、手作りにすることで空気が入ってサクサク感が出るとのことです。

こちらはレトロイラストレーター「Chelio」さんの商品です。コラボレーションしたお菓子や、花笠ちゃんという可愛いオリジナルキャラクターのバッグや新作カード、カレンダーなどが並びます。レトロ好きにはたまらない、なんとも可愛いグッズが目白押しです。

こちらは外間製菓×SeeEmWhyKのちんすこうです。外間製菓所が1953年の創業以来つらぬいてきた「ちんすこう」を、SeeEmWhyKデザインのオリジナルパッケージで販売中です。

沖縄市に店舗を構える「シンプルライフ」さんは、漢方とファスティングの相談ができるくすりやさんです。漢方は古臭いものというイメージを変えるべく、スタイリッシュな印象で販売しています。また、漢方を煎じるのが大変という悩みを解決すべく、粉末の漢方を提案しているそうです。今回のイベントには、薬膳茶のティーバッグと、参鶏湯のセットを出品していました。

国際通りに店を構えるサーターアンダギー&アイスクリーム専門店の「J A M ' S P A R L O R」さんからは、プレーン、黒糖、きな粉、珈琲、塩と5種類のサーダーアンダギーの出品です。こちらは普段、手作りのサーターアンダギーにアイスを挟んだメニューが人気とのことです。

こちらは今回の会場の一部でもある「Right Loom」を運営されている「Banana concept inc」さんの出店です。こちらは電気工事がメインで照明店舗デザインや、イベント会場のライティングのデザインなども行っている会社とのことです。出品しているのは綺麗なボタンをリメイクしたアクセサリー。どれもキラキラ可愛いアクセサリーは、イベント限定販売とのことです。

こんな可愛い照明も販売していました。普段目にすることがないような珍しいデザインが多いです。

今回のイベントでは「第37代泡盛の女王」と「咲元酒造」のコラボレーションの泡盛の初お披露目もありました。泡盛の女王3人の泡盛への想いとストーリーが込められた3つの「EN」〜巡・縁・宴〜として3種類のボトルを販売するとのことです。それぞれに女王の名前が一文字ずつ入っており、三線の音色と共に沖縄らしさが伝わるARも楽しめます。

こちらのボトルは「See Em Why K(シーエムワイケー)」さんの代表でもある、「松丸三枝子」さんによってデザインされたパッケージを使用しています。2月14日のバレンタインデー16:00〜18:00に、泡盛の女王3名による販売会がSee Em Why K の会場にて行われるので、是非この機会に泡盛の女王に会いに行ってみて下さい。

こちらは沖縄県八重瀬町にある「河原農園」さんのゴーヤと、そのゴーヤを活用した「HELLO!58(ハローゴーヤー)」さんの100%ジュースです。こちらのゴーヤは品種改良をしており、従来のゴーヤより苦味が少ないとのことです。ゴーヤジュースを頂いてみました。最初の一口は「苦っ」と感じますが、二口目以降は不思議と苦味が気にならず、むしろスッキリした味わいがクセになります。

こちらは北中城村から「朔日(angelfoodcake)」さんの出店です。「天使のたべもの」と言われているエンゼルフードケーキ専門店です。エンゼルフードケーキはシフォンケーキの原型と言われており、シフォンケーキの生地はこだわりのある卵黄だけを使用し、エンゼルフードケーキの生地は卵白だけを使用しています。

こちらは那覇の浮島通りでオリジナルビールを提供している、ビール好きに大人気のお店「浮島ブルーイング」さんと「See Em Why K」さんのコラボレーションビールです。アンケートに答えると1本頂けるという太っ腹さ。IPA特有のホップと苦味を感じながらも後味はスッキリしているので、どんどん進んでしまいます。

その他にも素敵な店舗が出品していましたが、ご紹介しきれないのでSeeEmWhyKのInstagramをご確認ください。写真のように、オシャレな人や仕事帰りの人など老若男女問わず、歩くスペースがなくなるくらい沢山の人たちが集まり、大盛況でした。アートを楽しみ、お酒を嗜み、食を楽しみ、それぞれが思い思いにこの空間を満喫していました。

Image  by Sana
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他にもお伝えしたい事が山ほどあるほど内容が濃く、アートな空間と沖縄県内の美味しい楽しいお店を一度に堪能出来る素敵なイベントでした。次回は2月22日18時30分より、昨年オープンしたスタイリッシュなホテル「Southwest Grand Hotel」で、このデジタルアートイベントを行うそうです。その他にも楽しそうなイベントを企画中とのことなので、是非情報をInstagramでご確認の上、足を運んでみて下さい。公式HPはこちらです。

See Em Why K シーエムワイケー

住所:沖縄県那覇市壺屋1丁目6−2 1F

定休日:水曜日

営業時間:11時00分~18時00分

地域ニュースサイト号外NETライター(那覇市)

月に100軒以上飲食店等を巡ることもあるフッ軽移住者が、本当にオススメしたい那覇市の穴場グルメやイベント、観光スポット等をご紹介します。少しでも有益な情報を発信できるように、今日も今日とて元気に食べ飲み歩きます!

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